子育てをしていると「そっか、こういうことも大人がやるんだよな〜」と実感することが多々あります。
例えば、鼻水対策。
物心ついた頃から当然のようにできていたことなので気にも留めませんでしたが、よくよく考えると赤ちゃんって1人で鼻をかめないので、ティッシュで拭いたり、吸引器で吸ったりしなければいけないんですよね。
この鼻水対策、月齢が小さい頃は特に問題ないんですが、大きくなるにつれて難しくなってきます。
僕の娘の場合はもうすぐ2歳になるタイミングからでしたね。
ティッシュで軽く拭くだけでも嫌がるようになり、鼻吸い器を使って鼻水を吸おうとすると泣き叫んでさらに鼻水が垂れるという悪循環になっていたくらいです…笑
そんなこんなで娘の鼻水と死闘を繰り広げていたんですが、娘が中耳炎になったこともあって本格的な対策を立てました。
寝苦しそうで、辛そうで、とても楽観視できる状況ではなかったので…
今回はそんな赤ちゃんの鼻水事情についてのお話。
同じようにお困りの場合はぜひ参考にしていただければ嬉しいです:)
鼻水のメカニズムを知る
風邪をひいたり、何かのアレルギーを起こしたり、鼻水が普段より多くなるのは体に異変がある時です。
これは感覚的に理解していることではありますが、より理解を深めるためにそもそも鼻水はどういうメカニズムで分泌されているか見てみましょう。
鼻水は、鼻腔内の鼻腺、杯細胞などから分泌された粘液、および血管からの浸出液などの混合物である。鼻から吸った空気に適度な湿り気を与えたり、気道の粘膜を病原菌から保護するために常に分泌されているが、通常は無意識のうちに飲み込んでいる。
しかし風邪をひいた、花粉症にかかった場合などには、鼻や喉に付着した病原菌や花粉を殺菌し洗い流すために大量の鼻水が分泌され、鼻からあふれ出ることになる。
また、最近では少なくなったが、蛋白質の摂取が不足すると緑色の鼻水が大量に分泌され、俗に「青っ洟」(あおっぱな)と呼ばれる。1960年代頃までの日本では食肉の消費量が少ないこともあって、成長期の子供は蛋白質が不足する事が少なくなく、「青っ洟」を垂らしている子も普通に見られたが、現代ではまず見られない。
鼻水をすすると痰となって喉から出てくることがある。これは鼻と口が気道によって繋がっているためである。
なお激しく泣いたときなどに出る鼻水は、涙が鼻涙管を経て鼻に流れ込んだものである。
引用:鼻水
簡単に言うと、鼻水は涙と同じように「異物」を流すための役割を果たしていることになります。
鼻水と中耳炎の意外な関係
先述の通り、鼻水が出る状態は正常で、それを拭いたり吸ったりすればいいだけなんですが、問題は「すする」ことです。
というのも、鼻水には菌が含まれていることになるので、鼻水をすすることで菌が体内に取り込まれてしまうからです。
鼻腔から分泌される鼻水は、ウイルスや細菌から身体を守る役割を持った液体です。基本的に無色透明ですが、様々な原因によって色がつくことがあります。
褐色の場合は、鼻血や炎症などによる出血が原因です。この場合、黒っぽくなることもあります。透明で粘りがある鼻水は、細菌やウイルスが侵入した場合に出るもので、花粉症などのアレルギー反応でもこのタイプの鼻水が分泌されます。青洟(あおばな)と呼ばれる青っぽい鼻水は、たんぱく質不足によって分泌されることがあります。
黄色い鼻水は、細菌やウイルスが体内に侵入し、それをやっつけるために働いて死滅した白血球や免疫細胞が鼻水に含まれることで黄色っぽく見えています。身体の中の免疫が働いている証拠でもあります。
引用:黄色い鼻水の原因と治し方
冒頭でお話しした娘が中耳炎になった経緯もまさにこれだったようで、中耳炎になったのは風邪をこじらせた後でした。
1人で鼻をかめないことに加え、赤ちゃんは鼻水の菌が耳に入りやすくなっているようで、よく中耳炎になりやすいとのこと。
鼻水のばい菌が耳に入ることで、中耳炎をひきおこすため、鼻水をすいとると、中耳炎になりにくいというのは本当です。鼻水をすすりあげると、中耳炎を繰り返しやすいですよ。鼻吸い器で、こまめに鼻水をとってあげましょう。
吸引器は「電動」が絶対おすすめ
ここまでの内容を踏まえると、控えめに言って「鼻水対策は重要」ということがおわかりいただけたかと思います。
完璧に防ぐことはできないにしても、親(大人)の対応次第で中耳炎は予防できるわけですからね。
ということで、考えるべきは「赤ちゃんが鼻水をすすらないようにするにはどうすればいいか」ということですが、これはハッキリ言って電動吸引器がおすすめです。
ティッシュで拭くだけじゃ対応が後手後手になりますし、鼻吸い器だと手間も時間もかかります。
でも、電動吸引器ならノズルを鼻にあてるだけで自動で鼻水を吸い取ってくれるんです。
中には、コンパクトなのに耳鼻科レベルのパワフルな吸引ができるものもあり、我が家はAmazonで一番人気のものを買いました。
それがこちらの「メルシーポット S-503」。
定価は30,000円となかなかのお値段ですが、今はかなり安くなっていて12,000円ほどで買えました。
色々調べてみましたが、このスペックでこの値段は格安です。
電動吸引器「メルシーポット S-503」の使い方
こちらのメルシーポット S-503の使い方は至って簡単。
- カップ(吸い取った水をためる容器)にチューブとノズルをつける
- 本体にセットする
- 電源ケーブルをコンセントに挿す
準備はこれだけで、後は本体後ろの電源を入れてノズルを鼻にあてれば鼻水を吸い取ってくれます。
動画で確認
どんな感じで吸い取ってくれるのか確認用の動画を用意しました。
ご覧いただければわかりますが、かなり強力です。
ノズル付近のクリップで吸引をコントロールすることも可能で、吸引を止めた状態からクリップを離すと吸引力が増します。
お手入れ簡単
また、こちらのメルシーポット S-503はパーツが丸洗いできるのでお手入れがかなり簡単です。
サイズも小さく、使った後はさっと洗ってしまっておけるので、維持・管理が気になる方にもおすすめのアイテムです。
まとめ
外出時は鼻吸い器、自宅にいる時は電動吸引器と、2つ用意しておけば鼻水対策は十分。
頻繁に買い換えるものでもなく、一度買えば長い間活躍するアイテムなので、子どものためにも用意することをおすすめします。
なかなか治らない中耳炎。それ、鼻水が原因かもしれませんよ?