子育てをしていると、いろんな「危険」を考えてしまいますが、その中でも最も恐ろしい危険が「乳幼児突然死症候群(SIDS)」です。
- ハイハイしている時に頭をぶつける
- ベッドから落ちてしまう
- 沐浴中に落としてしまう
などとは比較にならないほどの危険であり、できれば考えたくないことでもあります。
乳幼児突然死症候群の原因は何?
そんな乳幼児突然死症候群(以下、「突然死」と記載)ですが、実は、原因はハッキリとわかっていません。
- 母乳で育てる
- 母親だけでなく周りの人も赤ちゃんのそばでタバコを吸わない
- 仰向けで寝かせる
などの対策をすることで、発症率が低くなることはわかっていますが、「本当の解決策」は解明されていないんです。
身近な危険による突然死
その中でも、最も危険なのは、赤ちゃんが自分で寝返りすることで起こる「うつぶせ寝による突然死」です。
僕の娘は、4ヶ月目になる前から寝返りをし始め、5ヶ月目に突入する頃には、自分でゴロゴロ寝返りするようになったんですが、その頃には、寝ぼけながら寝返りすることもありました。
その時に、ちゃんと泣いてくれればいいんですが、寝返りした後にそのまま寝てしまうと、気づかない間に窒息死…なんてことも考えられるわけです。
それに比べたら、夜泣きしてくれた方が100倍マシですよね。
ベビーベッドはちゃんと用意しよう
また、うつぶせ寝の他にも、布団が顔に覆いかぶさって窒息死してしまう…という事故もあります。
両親と一緒の布団で寝ていると、この事故が起こりやすくなってしまうので、ちゃんとベビーベッドは用意するべきです。
赤ちゃんがうつぶせ寝すると危険を知らせてくれる装置登場!
そんな、「心配で夜も安眠できないよ…」というパパママに嬉しいニュースが!
福島県の高校生が、赤ちゃんが寝返りすると危険を知らせてくれる「Baby Informer(ベビーインフォーマー)」という装置を開発しました!
装置の名前は「Baby Informer(ベビーインフォーマー)」。ロボット製作でよく使う小型のセンサーを組み込んだ装置を5センチ四方のポーチの中に入れ、面ファスナーを使って赤ちゃんの衣服の胸のあたりにくっつける。ポーチはもう少し小さくすることも可能だが、誤飲を避けるため、あえてこの大きさにした。
センサーが体の傾き具合を感知し、そのデータを無線LANを通じてスマホなどの端末に送る。体が45度傾くと警告画面が出る。100度を超え、うつぶせに近い状態になると、「Danger(危険)」という音声も出る仕組みだ。
引用元に動画がありますが、動画を見た感じ、仕組みはそれほど複雑ではなさそうです。
ジャイロセンサーのような、回転や向きの変化を検知するセンサーが装置に内蔵されていて、赤ちゃんが寝返りすると装置がそれを検知し、スマホにアラート画面を表示させる…というもの。
すでに製品化の話があるそうですが、これはすぐにでも製品化して欲しいですね!本当に素晴らしいアイディアです!
ベビーインフォーマーのすごいところ
赤ちゃんの寝返り防止には、すでにいくつか方法がありますが、ベビーインフォーマーには他の製品にはない魅力があります。
- ほとんどの人が所有しているスマホと連動しているので実用性がある
- 服に付けるので使いやすい
- コンパクトでなおかつ誤飲などの危険性が低い
- 使う場所を制限されない
- 仕組みが複雑ではないので低コストで製品化できそう
海外には、▼こんなマットがあるそうですが、ベビーインフォーマーの方が全然実用性ありますよね!
そして、「赤ちゃん向けのFitbit」とも呼ばれる装置もすでに開発されていますが、こういったデバイスに抵抗がある方も一定数いるはずなので、ベビーインフォーマーがその受け皿になればいいですね〜
- YouTubeまとめ
将来的には、すべての保育所(保育園)でベビーインフォーマーのような装置を導入して欲しいところです。
よくニュースになりますが、保育所の「うつぶせ寝による赤ちゃんの窒息死事故」って未だになくなりませんからね。。少しの不注意が大惨事になります。
赤ちゃんも、親も、保育士も、すべての人が「油断」して過ごせるようになればいいですね!
(`・ω・´)ゞ