ぶれない音楽を作るコツは他のジャンルの曲を聴かないこと。

作詞、作曲、編曲に共通することだと思うんですが、「よし!このジャンルの曲を作ろう!」と思っていても、いつの間にか違う感じの曲になっていることありませんか?

  • バラードの曲なのに、がっつり4つ打ちになっていたり
  • バンド編成の曲なのに、ゴリゴリのシンセがサビで鳴っていたり

個人で曲を作っていると、意外とこういう悩み(?)ってあると思うんです。



あるあるな悩み?

少し前にも、初心者に伝えたい作詞(歌詞の書き方)のコツは「言葉遊び」という記事で、このようなコメントをいただきました。

他の人に聴いてもらったら、暗い曲だと言われてしまいました。明るい性格ではないので、作る曲がそうなってしまうんですが、どうすればいいですか?

今回の記事の内容と違うように思うかもしれませんが、実は、悩みの種は同じだったりします。

そして、この悩みに対して、僕はこう返答しました。

シェフ

POPな曲を聴きまくってみましょう!

外的要因に影響されてしまう

というのも、音楽制作だけの話ではなく、クリエイティブな仕事って、様々な外的要因に影響されやすいんです。

  • 不良マンガを読んだ後、つい気持ちが大きくなる
  • 悲しい映画を観た後、悲しい気持ちになる

という経験がある方も多いと思いますが、まさにそういうことです。

だからこそ、自分で自分の気持ちをコントロールすることが非常に重要で、それを可能にする最も簡単な方法が「自分が作りたい曲と同じジャンルの曲を聴く」ことなんです。

感情をコントロールして作った代表的な曲

余談ですが、中島みゆきさんの「うらみ・ます」は、わざと部屋を真っ暗にして、その中で作った曲だったと記憶しています。

精神状態がすごく不安定だったとか。。

ぶれない音楽を作るコツ

つまり、ぶれない音楽を作るコツをまとめると、このようになります。

  1. 自分が作りたいジャンルの曲だけ聴く
  2. 正反対のジャンルの曲は聴かない
  3. 場合によっては、トラック数の多そうな曲を聴かない

特に、バラード曲を作っている時のロックな曲とか、マイナー調の曲を作っている時のPOPな曲とかは、かなり良く聞こえてしまうので注意が必要です。

ぶれてる音楽は良いけど、ぶれてしまった音楽はダメ

念のため補足しておくと、「ぶれてる音楽」が悪いわけではありません。

「バンド編成の曲だけど、Massiveのアナログシンセ使った方がバランス良くなりそうだな」など、それが意図的であれば問題ないと思います。

1番ダメなのは、「ぶれてしまった音楽」です。「ピアノを使う予定がなかったけど、あの曲がかっこよかったからピアノ使っちゃおう〜」なんてパターンです。

こういう感じで足された音って、曲に馴染まずに浮いてしまうので、聴いていて意外とわかるんですよ。

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まとめ

以上、ぶれない音楽を作るコツでした!

「作り始める時に想定していた曲と、完成後の曲が全然違う…!」なんて方に参考にしていただければ嬉しいです!

(`・ω・´)ゞ


カテゴリー:音楽ノウハウ

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