エコカーの部品メーカー研究!駆動用モーター・角度センサー

業界研究 By シェフ

東京では必要ないけど、地方では必要になるものの代表格。それが

一人一台なんて家庭も珍しくないですよね。そして、車を取り巻く環境も大きく変わりました。

マニュアルではなく、オートマが主流になったように。ガソリンではなく、新しいエネルギーで走る車が生まれたように。

エコカー減税や補助金なんて言葉も耳にしたことがあるのではないでしょうか?

 

さて、業界研究も4回目。今回はエコカーについて一緒に勉強していきましょう!

ボリュームが多すぎるので複数回に分けて記事をまとめます。

教科書はこちら。

ウィキペディア先生に補足してもらいながら進めていきます。過去記事はこちら。

エコカーについての基礎知識

まずはエコカーの基礎知識について。

エコカーとは?

低公害車(ていこうがいしゃ)は、大気汚染物質(窒素酸化物や一酸化炭素、二酸化炭素など)の排出が少なく、環境への負荷が少ない自動車。狭義には電気自動車、メタノール自動車、圧縮天然ガス (CNG) 自動車、圧縮空気車及びハイブリッド自動車の5車種を指す。低公害車の認定を受けた自動車は、税制面で優遇される等の特典を持つ。通称はエコカー (eco car)。

引用:ウィキペディア

割高なコスト短い航続距離などの課題はありますが、二酸化炭素や汚染物質の排出が少ないです。

地球環境問題の関心が高まる中、今後も安定した成長が期待されています。また、課題である充電インフラも広がっていますよ。

注目のエコカー

2014年度の新車販売トップは3年連続でトヨタのアクア。そして、ニュースでも大きく取り上げられたトヨタのミライも記憶に新しいですね!

そのトヨタのミライのライバルになるか?!ホンダのクラリティ・フューエル・セルにも注目です。

お台場のメガウェブでは、最先端の車が展示されているので面白いですよ〜

一体、どんな企業が関わっているんでしょうか…気になりますね!

駆動用モーター

主な企業はこちらの10社。

  1. 明電舎
  2. コンチネンタル(独)
  3. 日本電産
  4. SIM-Drive
  5. 安川電機
  6. 東芝
  7. 日産自動車
  8. トヨタ自動車
  9. ホンダ
  10. ボッシュ(独)

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引用:日経業界地図 2016年版32ページ

明電舎

株式会社明電舎(めいでんしゃ、英文社名:Meidensha Corporation)は、東京都品川区に本社を置く電気機器メーカーであり、住友グループ広報委員会にも参加する企業である。重電機器およびシステム、水処理システム、産業システム機器などを手がける。重電8社(日立製作所、東芝、三菱電機、富士電機、明電舎、ダイヘン、東光高岳、日新電機)の一角。また、準大手重電3社(富士電機、明電舎、ダイヘン)の一角。自動車開発用試験装置で国内首位。

引用:ウィキペディア

コンチネンタル(独)

コンチネンタル(Continental AG 、略称コンチ)は、ドイツ・ハノーファーに本社を置く1871年創業の世界最大のタイヤ及び自動車部品メーカーの一つ。創業当初はゴムメーカー「コンチネンタル弾性ゴム・グッタペルヒャ」(Continental-Caoutchouc und Gutta-Percha Compagnie) であった。

現在では、主力製品のタイヤをはじめ、ブレーキ装置、近年、車両システム部門(オートモーティブ・システムズ)で業績を伸ばしており、1998年にはEBSシステム開発会社(アルフレッドテーベス)、2006年にはモトローラのカーエレクトロニクス事業、2007年にはシーメンスの自動車電子部品部門(シーメンスVDO)を買収し、車両挙動制御装置などへも進出。自動車メーカーに対して、足回りのトータルパッケージを提案できる会社に成長した。従業員数は約19万名(2014年)で、売り上げ高は約345億ユーロ(約4兆5720億円)(同年)。

引用:ウィキペディア

日本電産

日本電産株式会社(にほんでんさん、英: Nidec Corporation)は、京都府に本社を置く日本の電気機器製造会社。

精密小型モーターの開発・製造において世界一のシェアを維持・継続している。

引用:ウィキペディア

SIM-Drive

株式会社SIM-Drive(株式会社シムドライブ)は、東京都板橋区に本社がある自動車メーカー。

電気自動車、特にインホイールモーターを利用した自動車の研究および開発に特化した企業。

引用:ウィキペディア

安川電機

株式会社安川電機(やすかわでんき)は、福岡県北九州市八幡西区に本社を置く、産業用ロボット等メカトロニクス製品の製造を行うメーカーである。第一勧銀グループ。産業用ロボットの生産台数で世界1位を誇る。サーボモーターやインバーターも共に世界首位。

引用:ウィキペディア

東芝

株式会社東芝(とうしば、英称:TOSHIBA CORPORATION)は、大手総合電機メーカー。大手電機8社(日立製作所、パナソニック、東芝、三菱電機、ソニー、シャープ、NEC、富士通)の一角。重電8社(日立製作所、東芝、三菱電機、富士電機、明電舎、日新電機、ダイヘン、東光高岳)の一角。また、大手重電3社(日立製作所、東芝、三菱電機)の一角。半導体メーカー国内最大手。売上高で、日立製作所に次ぐ総合電機メーカー第2位。

引用:ウィキペディア

日産自動車

日産自動車株式会社(にっさんじどうしゃ、英称:Nissan Motor Co., Ltd. )は、神奈川県横浜市に本社を置く日本の大手自動車メーカー。通称とブランド名は「日産 (NISSAN) 」。日本国外の一部では、高級車ブランドである、「インフィニティ(INFINITI) 」も展開しており、現在はフランスの自動車製造大手ルノーとアライアンス関係である。

本社は神奈川県横浜市西区高島一丁目1番1号(日産グローバル本社)。芙蓉グループ(旧富士銀行系列)に属する東証一部上場企業であるが、フランスの自動車製造大手ルノーが株式の44パーセントを所有しアライアンス関係である。

日産自動車の関連会社には、委託製造会社である日産車体、モータースポーツ専門のニスモなどがある。また、国外では高級車の「インフィニティ」ブランドおよび新興国向けの低価格車ブランド「ダットサン」での展開も行なっている他、親会社のルノーの車種を「日産」ブランドで販売している(ルノー・ジャポンは日産グローバル本社屋内に籍を置く)。

現在親会社のルノーから派遣されたレバノン系ブラジル人(フランスとの2重国籍)のカルロス・ゴーンが代表取締役会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)を務める。なお、ゴーンは2005年4月より親会社のルノーの取締役会長兼CEO (PDG) も兼任している。現在、日産自動車の経営は、ゴーンCEOの指揮の下で、最高執行責任者(COO)を置かずに、西川廣人、アンディ・パーマー、トレバー・マンの副社長3人が最高執行責任者(COO)の役割を分担している。

日産自動車の2010暦年のグローバル販売台数及び、グローバル生産台数は共に400万台を超え、日本の自動車メーカーとしてはトヨタ自動車に次いで2番目に400万台の大台を突破した[1]。

引用:ウィキペディア

トヨタ自動車

トヨタ自動車株式会社(トヨタじどうしゃ、英: Toyota Motor Corporation)は、世界最大手の日本の自動車メーカー。単一メーカーとしては日本最大で、世界各地に拠点を有していると同時に、トヨタグループの中核を占める。2015年3月期連結売上高27.2兆円は国内首位である。

トヨタ自動車は世界最大手の自動車メーカーであり、ダイハツ工業株式会社と日野自動車株式会社を含めたトヨタグループの2014年 (平成26年) 世界累計販売台数は1023万1000台[1]である。トヨタ自動車は、ダイハツ工業と日野自動車の親会社である他、富士重工業(スバル)の筆頭株主でもある(株式保有比率16.48%)。

引用:ウィキペディア

ホンダ

本田技研工業株式会社(ほんだぎけんこうぎょう、英称:Honda Motor Co., Ltd.)は、東京都港区に本社を置く日本の輸送機器及び機械工業メーカーであり、二輪車では、販売台数、売上規模[2]ともに世界首位である。

引用:ウィキペディア

ボッシュ(独)

ロバート・ボッシュ(Robert Bosch GmbH )はドイツを本拠とする自動車部品と電動工具のメーカーである。日本法人はボッシュ株式会社。

業界においては世界最大のシェアを持つ。主要な製品は自動車機器、産業機器、消費財・建築関連機器(電動工具(パワーツール))など。

引用:ウィキペディア

駆動用モーターに必要な部品

主な企業はこちらの12社。

  1. 永久磁石
    1. 信越化学工業
    2. 日立金属
    3. TDK
  2. モーターコア
    1. 三井ハイテック
    2. 黒田精工
    3. ニッパツ
  3. 角度センサー
    1. 多摩川精機
    2. 日本航空電子工業
  4. 磁石合金
    1. 昭和電工
    2. 三徳
  5. 電磁鋼板
    1. 新日鉄住金
    2. JFEスチール

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引用:日経業界地図 2016年版32ページ

信越化学工業

信越化学工業株式会社(しんえつかがくこうぎょう、英: Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)は、東京都千代田区大手町に本社を置く、日本の化学メーカーである。

塩化ビニル樹脂、半導体ウエハ、シリコーン樹脂、希土類マグネットなどを主力商品とする。特に塩ビとウエハでは世界シェア首位。

近年、金川千尋会長によるトップダウン経営により急速に業績を伸ばしており、13期連続の増益を達成していた。東証1部の化学セクタに上場する企業としては唯一、TOPIX Core30に組込まれており、同セクタ内で最大の時価総額を誇る企業である。また、製品では業界内でシェアが高いものも多い。

引用:ウィキペディア

日立金属

日立金属株式会社(ひたちきんぞく、Hitachi Metals, Ltd.)は、1956年(昭和31年)4月に日立製作所が全額出資して日立グループの鉄鋼業・金属部門を統合分立させた会社である。2013年(平成25年)7月、同じく1956年(昭和31年)に日立製作所から電線部門を分離して設立された日立電線株式会社を吸収合併した。

2013年に日立電線と合併したことにより日立グループで日立製作所に次ぐ規模となった。委員会設置会社。三水会及びみどり会の会員企業であり三和グループに属している[1][2]。

主力製品は刃物、金型に用いられる先端固体材料の高級工具鋼(YSSヤスキハガネ)、その他電子製品で使用されるインバー合金等の高級金属製品、高級自動車部材、磁性材料、鉄鋼用ロール配管製品、電子部品などを擁する特殊鋼・エコ製品を核とした総合素材メーカーである。2013年には旧・日立電線の製品である送電線・LAN用ケーブル・光ファイバーケーブル・自動車用ブレーキホース・イーサネットスイッチ・化合物半導体なども製品群に加わった。

売上高鉄鋼メーカー第4位、時価総額第3位、高性能鉄鋼材料に特化している。特殊鋼、マレブル鋳鉄、ダクタイル鋳鉄の開発、製造に関し最も古い歴史を持つ、伝統と最先端技術の調和の取れた融合体となっている。メセナの一環として、日本美術刀剣保存協会が行う玉鋼(マルテンサイト化する日本刀の素材)製造法たたら吹きの支援も行っている。

引用:ウィキペディア

TDK

TDK株式会社(ティーディーケイ、英: TDK Corporation)は、日本の電気機器製造会社である。

ソフトフェライトの工業化を目的とするベンチャー企業として1935年に設立され、現在ではフェライトを始めとする電子材料・電子部品の他、ビデオテープ、オーディオテープ、フロッピーディスクなど各種記録メディア(磁気、光など)、健康機器(磁気ネックレスなど)を製造販売する大手メーカー。

引用:ウィキペディア

三井ハイテック

株式会社三井ハイテック(みついハイテック)は、福岡県北九州市八幡西区に本社を置く、精密金型やICリードフレームなどの製造・販売を行うメーカーである。東京証券取引所一部・福岡証券取引所上場。

尚、社名の「三井」は創業者の三井孝昭の名字から付けたもので、三井グループとは無関係である。

1949年1月、福岡県八幡市筒井町(現北九州市八幡西区黒崎)にて創業。以来世界的な金型、IC部品メーカーとして今日まで発展してきた。

技術系だけでなく事務系も含めた新入社員全員に対し、必ずやすりがけの特訓を行うことを恒例としている。これは創業者・三井孝昭の「モノをつくる基本は地球に対し水平・平行・垂直を出せること」という方針に従い、水平・垂直を出すことがいかに大変であるか、ひいてはモノづくりの苦労を体験させる目的がある。[1]

近年はハイブリッドカー用モーターの生産も手がけており、一時トヨタ自動車のハイブリッドモーターコアについては、トヨタ社内の内製分を除くとほぼ独占受注していた[2](現在はトヨタ紡織も参入しており、事実上3社体制[3])。

引用:ウィキペディア

黒田精工

黒田精工株式会社(くろだせいこう)は、神奈川県川崎市幸区に本社を置くボールねじ、マシニングセンタ用ツーリング、精密金型、測定装置、工作機械などを製造、販売するメーカーである。

引用:ウィキペディア

ニッパツ

日本発条株式会社(にっぽんはつじょう)は、ばね(発条、スプリング)や自動車のシートを中心に製造する大手自動車部品メーカー。

自動車の懸架ばねで世界シェア第1位。その他エンジンや伝達系などの重要部品を製造している。精密部品分野にも進出し、特にハードディスクドライブの磁気ヘッド用サスペンションでも世界シェア第1位。

商標(ブランド)名として「NHK」を使った組織は、日本放送協会より日本発条の方が早いが、業種が異なるため双方とも「NHK」を使用している状態で共存している。なお、これまでは電話応対でも「ニッパツです」と応えていたが、同社は「NHKニッパツ」と表記することが多くなっている。

引用:ウィキペディア

多摩川精機

多摩川精機株式会社(たまがわせいき、英: TAMAGAWA seiki Co.,Ltd )は、長野県飯田市に本社を置く、センサー・モーター・航空・宇宙・防衛関連の製造を行う精密機器メーカーである。

戦前より続く航空宇宙防衛関連の精密機器や、モーター、センサーの生産、開発を行う。社員の3割以上が技術・開発職という技術者集団である。

特に角度検出分野に強く、巻き線によって絶対位置を測定するレゾルバではすばる望遠鏡をはじめとした望遠鏡等宇宙開発分野でも使われる、実力値0.030″rmsという非常に高い精度で高信頼性の角度検出システムや、ハイブリッドカーに不可欠の角度センサーの分野ではVRレゾルバ(商品名シングルシン)ですべてのハイブリッドカーのメーカに採用され、2007年3月現在、世界シェア100%を誇る。

引用:ウィキペディア

日本航空電子工業

日本航空電子工業株式会社(にほんこうくうでんしこうぎょう、Japan Aviation Electronics Industry, Limited)は、東京都渋谷区と東京都昭島市にそれぞれ本社と工場を置き、コネクタ等の電子機器製品の製造販売を行う他、子会社22社(うち海外子会社13社)、関連会社2社及びその他の関係会社1社で「航空電子グループ」と称する企業集団を構成して事業活動を行っている国内部品メーカーである(NECグループに属している)。

引用:ウィキペディア

昭和電工

昭和電工株式会社(しょうわでんこう、英: Showa Denko K.K.)は日本の化学工業会社。

戦前は森コンツェルンの中核企業であった。森矗昶が設立した日本電気工業と、味の素傘下で、やはり森が経営に参加した昭和肥料の合併により、1939年(昭和14年)6月に設立された。「昭和電工」という社名は、この両社名を組み合わせたものに由来する。

ウィキペディア

三徳

三徳は世界で初めてレア・アースの溶融塩電解並びにレア・アース急冷合金の量産化に成功した事を始めとし、独自に製造プロセスのノウハウを積み重ねることで、特に合金組織制御技術を磨いてきました。

引用:三徳の技術

新日鉄住金

新日鐡住金株式会社(しんにってつすみきん、NIPPON STEEL & SUMITOMO METAL CORPORATION)は、日本の大手鉄鋼メーカー(高炉メーカー)である。

粗鋼生産量において日本国内最大手、世界ではアルセロール・ミッタル(ルクセンブルク)に次ぐ第2位の規模を持つ。

引用:ウィキペディア

JFEスチール

JFEスチール株式会社(ジェイエフイースチール、英名:JFE Steel Corporation)は、日本の大手鉄鋼メーカー(高炉メーカー)である。持株会社・JFEホールディングスを頂点とする「JFEグループ」の中核企業。

粗鋼生産量において、日本国内では新日鐵住金に次いで第2位、世界では第5位の規模を持つ。2003年に、川崎製鉄(川鉄)と日本鋼管 (NKK) が統合して発足した。

高炉を所有し、鉄鉱石を原料に最終製品の鋼材の生産までを一貫して行う、「高炉メーカー」と呼ばれる鉄鋼メーカーである。JFEグループの中核企業で、グループ全体の売上高のうち約80%を占める鉄鋼事業を担当する。2002年に川鉄とNKKが経営統合してJFEグループが発足した後、翌2003年に行われた事業再編の際に両社の鉄鋼部門が統合し、JFEスチールは発足した。なお、手続上は川鉄が非鉄鋼部門を分離した上でNKKの鉄鋼部門を継承して社名変更した形を採っており、一方のNKKは川鉄のエンジニアリング部門を継承してJFEエンジニアリングに社名を変更している。

鉄鋼メーカーの規模の指標である粗鋼の年間生産量は約2600万トン(2009年度)[1]で、日本国内では新日鉄に次いで第2位。世界鉄鋼協会の統計によれば、粗鋼の生産量は世界第5位(2009年時点)である[2]。

引用:ウィキペディア

エコカーの中の駆動用モーターだけでこれだけの企業が関わっています。

高校・大学でこういう技術を学んでいる方に参考にしていただければ嬉しいですね!

次回の内容はこんな感じ!どうぞお楽しみに!

  • インバーター(パワー半導体・コンデンサー・リアクトル(変圧装置))
  • DC-DCコンバーター
  • リチウムイオン電池

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