社畜と優秀な営業は紙一重。
これは僕が営業マン時代に強く感じたことです。
両者を比較すればするほど、近づいてしまうんですよね。
- 社畜→会社に依存して奴隷のように働く人
- 優秀な営業→成績が良い営業。会社のために頑張る人
会社のために頑張るという意味ではどちらも同じですよね。
働いた分だけ評価されるのは当たり前
ホントね、これに尽きますよ。
給料が良いけど、その分働きます…って、そんなの給料良くて当たり前じゃん。
こういうのが美談として取り上げられるからダメなんですよ。
激しい顧客獲得競争を繰り広げるビール業界。そんな営業現場で他社からの契約切り替えを狙う“特攻チーム”リーダーとして活躍するのがキリンビールマーケティング千葉支社副部長の大山拓郎さん(39)だ。有力居酒屋チェーンや大規模ホテルなどの新規受注を次々に勝ち取っている。
業務用営業と呼ばれる大山さんの仕事は飲食店でキリンビールを扱う店を増すこと。千葉県を本拠とするチェーン店など約30社を担当するが「キリンを売っていない店がほとんど」。店で扱うビールの契約更新の際にいかに乗り換えてもらうかが腕の見せどころだ。
大山さんいわく、営業で一番大切なのは「情報」。有力な情報を持つキーマンにつながる人間関係の糸をたぐりよせていくことが第一歩だ。狙ったチェーンにビールを納入する酒販店や他の飲食店の幹部、経済団体の関係者にメーンバンク……。蓄積してきた様々なチャネルを駆使して一歩一歩キーマンに近づき面会の機会をうかがう。
一度会えたら次は関係を深めていく。その場合「共有する時間が多い方が勝つ」というのが大山さんの持論だ。社員が集まるイベントには休日でも顔を出し、新店がオープンすると聞けば全国どこにでも足を運ぶ。「千葉からわざわざ中国地方まで来たとなれば社長もむげにはできない」
…え?これ、結果出て当然ですよね?だって、休日でも仕事してますから?
しっかり休んで、働く時に全力で働く。
同じ時間だけ働いているのにAさんとBさんで成績に違いが出る…ならわかりますよ。
成績が上がるように上手く工夫しているんでしょう。
でもね、そもそもの労働時間にそれだけ差が出てたら、成績も給料も差が出ますって。
求人業界にはこういう人がたくさんいる
ちなみに、求人業界にもこういう人がたくさんいましたよ。
ずっと休みなく働き、売り上げは全国トップ!成績優秀なNo. 1営業マン!
…何度も言いますが、当たり前です。周りの営業がデートしたりお酒飲んだりしてる時に働いているんですから。
会社が見るべきは個人ではなくチーム
「会社が何も言わなくても働くんですよ。あいつは本当に偉くて優秀な営業です」
こういう会社は本当にヤバイですよね。側から見ればただの暴走してる営業ですよ。
こういう会社が危険だなぁと思うのは、個人がフォーカスされてチームとして機能しないからです。
だって、ノルマをクリアするのが使命の営業会社で、でたらめに働く営業がいるんですよ?
その営業を追い越すには、もはや労働力しかありません。
そして、チームとして機能するためには、その営業に周りが合わせないといけませんよね。
上司がでたらめに働いているのに、休みづらいし…
でたらめに働く営業に負けないように営業しなければいけないし…
周りの営業の居心地の悪さも想像に難くないですよね。
ある種の宗教のように、他の営業にも思想が伝染する可能性だってあります。
労働時間を是正しなければ同一労働同一賃金は実現できない
論点がずれているようにも思えますが、同一労働同一賃金にも関係ある話です。
「雇用形態関係なく、働いた時間(労力)に見合った賃金を払おう」
これは、雇用形態云々よりも労働時間の是正が先決でしょうね。
正社員と正社員が同じ時間で働き、その中で競争する。正社員とアルバイトが同じ時間で働き、その中で競争する。
どれだけ長く働いても無駄だから、決められた時間で競争する。そういう仕組みを社会全体で作る必要がありますよね。
でなければ…
「アルバイトと正社員が同じ給料?何言ってんの?正社員の方がたくさん働いてるんだから給料に違いが出なきゃおかしいでしょ?」
こんな意見はいつまでたってもなくなりませんよ?