ここ最近で時の人ならぬ「時のアリ」となったヒアリ。目撃情報が多くなってきており、いよいよ他人事ではなくなってきたなぁと、危機感を抱いています。
ただ、テレビやSNSの情報を鵜呑みにしていると、「ヒアリ怖い!」「ヒアリに刺されたら死ぬの!?」と、間違った情報をインプットしたり、拡散する可能性もあります。
そこで今回は、環境省がまとめているヒアリのデータから特に重要だと思う部分をピックアップしてみます。
ヒアリの特徴

引用:ヒアリに関する諸情報について
ヒアリの特徴はいくつかありますが、注目すべき特徴は4つ。
- 体が赤い
- お尻は黒い
- ツヤツヤしてる(テカってる)
- 背中にコブが2つある
「赤くてテカテカしてるアリには近づいちゃダメ!」とでも覚えておけばいいでしょう。
他のアリとの見分け方は?似てるアリはいる?
よく見るのは「黒いアリ」だと思うので、ほとんどの場合困らないと思いますが、問題はアカカミアリやヒメアリ(イエヒメアリ)などの似てるアリがいること。
見分けるポイントは当然ありますが、「大きさは小さい気がするし、テカテカしてるけど、赤というよりは黄色い感じだし…」と、ヒアリやアカカミアリやヒメアリを普段から見てないと、いざという時に区別がつかないでしょう。
ということで、現実的に考えると、見分けるのは難しいと思いますが、僕はむしろ、「見分けるのが難しい」ということが事前にわかって良かったです。
ヒアリを発見したら駆除してもいいの?
- 熱湯をかける
- 液剤をまく
- ベイト剤を設置する
などの駆除方法もあるようですが、ヒアリを発見したら、まずは各地の地方環境事務所に通報しましょう。
「ヒアリじゃなかったら恥ずかしい…」なんて方は、害虫駆除の業者に依頼するのも1つの手です。ヒアリじゃなかったとしても駆除を頼めます。
刺されるとどうなる?症状は?
刺された後の症状は3段階あります。
軽度
刺された瞬間に熱さを感じ、かなり痛い。その後、刺されたところが痒くなり、膿ができる。
中度
刺されてすぐに(数分から数十分後)、刺されたところを中心に腫れが広がる。その後、刺されたところ、ひどい場合は全身に、蕁麻疹(じんましん)が出ることがある。かゆい。
重度
刺されてすぐに(数分から数十分の間)、
- 息苦しさ
- 声がれ
- 激しい動悸
- めまい
が起きることがあり、そのまま意識を失うこともある。アナフィラキシーの可能性が高く、放っておくと生命の危険もある。(いわゆる「アナフィラキシーショック」)
ヒアリに刺された時の対処法
ほとんどの場合、刺されたのがヒアリかどうかもわからないと思うので、まずは、20〜30分ほど安静にし、様子を見ましょう。
先述の通り、刺された後は急速に症状が悪化するので、すぐに症状が悪化しなければ、刺されたのがヒアリではないのかもしれませんし、ヒアリに似たアリに噛まれたのかもしれません。
病院に行くのは、
- 間違いなくヒアリに刺された
- 症状は軽いけど、なんだか心配
という場合だけで良いかと。
参考近くの病院を探す
データを見る限りは、ヒアリに刺されて1週間後にパタリ…なんてことはなさそうです。
アナフィラキシーの危険がある場合
アナフィラキシーの危険がある方は日頃から対策・準備をしているかもしれませんが、万が一のことを考えてエピペンを用意しましょう。重度の症状が出始めた時に使うと症状を緩和してくれます。
また、ヒアリの毒にはハチ毒の成分も含まれているため、「ヒアリに刺されたことないから大丈夫だよ」という方も注意が必要です。
まとめ
連日のニュースを見る限り、近い将来、ヒアリの生息地に「日本」が追加されることでしょう。
ハンターハンターでは、アリによって大ダメージを受けましたが、現実世界のヒアリも強敵であることは確か。
まずは、自分の身を守るために最大限の努力をしたいところです。