「よし、格安SIMにするぞ!」
と思ってみたはいいものの、いざ調べてみると意外とわからないことだらけ。
大手キャリアは3つしかなかったので、「家族が使ってるから」「安いから」といった単純な理由で選べますが、格安SIMの会社はその倍以上あってサービス内容も似たりよったりなので、なかなか選ぶのが難しかったりします。
まあ、大手キャリアからの乗り換えならどれを選んでも安くはなるんですが、できれば自分にぴったりの格安SIMを選びたいところ。
そこで今回は、格安SIMを選ぶ時の基準について詳しくお話ししてみます!
提供している回線
大きな判断基準の1つが「移行先で使える回線」です。
格安SIMの回線は大手キャリアから借りている回線なので、同じ回線を選んだ方が色々と便利だからです。
例えば、今auで契約している場合はauの回線が使える格安SIMを、docomoで契約しているならdocomoの回線が使える格安SIMを選ぶのが無難というわけですね。
代表的なのが「SIMロック解除の有無」で、同じ回線を選んでおけばSIMロック解除をしなくても基本的にはそのまま使えます。(端末によっては解除が必要)
まあ、SIMロック解除自体もすごく簡単なので(iPhoneは特に)、必ず同じ回線を選ぶ必要もありませんし、あえて別の回線にするのもアリですが、特別な理由がなければ同じ回線にするのがおすすめですよ。
どの回線が使えるかは各社の公式サイトで確認できますが、mineo(マイネオ)のようなトリプルキャリアに対応している格安SIMもあります。
縛りの強さ
大手キャリアと言えば「2年縛り」が有名ですが、格安SIMに縛りがないかと言えばそんなこともありません。
「最低利用期間」やら「契約期間」やら、どの会社も必ず何かしらの「縛り」があります。
そういった縛りがあるからこそ、より安く利用できるのは確かなのでそこまで気にする必要もないんですが、「もう縛られるのは嫌だ!」という場合はこの縛りの強さもチェックしてみてください。
僕はこの縛りが嫌だったので、長期間縛りがあるYモバイルや楽天モバイルを選択肢から外しました。
(最終的に選んだのは縛りがゆるいmineoです)
ちなみに、更新月以外の解約で違約金が発生する大手キャリアと違い、格安SIMは基本的に一定期間利用すれば違約金が発生しない仕様になっています。
通話料金
- サブ機としてデータ通信だけ使う
- 通話はLINEやスカイプでする
という場合は別ですが、ほとんどの場合MNPで格安SIMに乗り換えてこれまでの電話番号も使うと思います。
個人的にこの通話料金の高さが最も大きな判断基準だと思っているんですが、選択肢は主に以下の3つです。
- オプションがない(30秒20円)
- 「10分以内ならかけ放題」のようなオプションが別にある(月額980円程度)
- 通話料金が基本料金に組み込まれている
通話をよくするのであれば2か3を選べばいいだけの話ですが、けっこう困るのが普段はまったく電話しないけどたまにするというパターン。
電話は全然しないけど1番安いプランとかオプションなしだと何かあった時に不安ということですね。
僕がまさにこういうタイプなんですが、ここでめちゃくちゃ悩みました。
基本料金が高くなるのは嫌だし、オプションを付けたのに通話を一切しなかったら損をした気分になるし、というか格安SIMの基本料金から考えると月額980円ってかなり高いし、でもでも、オプションとか付けない安いプランで電話しちゃうと料金がかなり高くなるし…あーもうわからん…!!
こんな感じです(笑)
で、有名どころを全部リサーチした結果、優秀な料金システムだったのがmineoと
BIGLOBEモバイルです。
どこら辺が優秀なのかというと、どちらもコスト0(無料アプリからの発信)で通話料金が半額になるんです。
これ、先ほどの僕のような悩みを解決する唯一の方法だと思うんですが、不思議と他の会社はやってないんですよね。
詳しくは関連記事もチェックしてみてください。
付加価値の有無
基本的に料金の安さで選ぶ格安SIMですが、魅力的な付加価値を提供している格安SIMもあります。
楽天モバイルがその代表例ですね。
楽天モバイルにするだけで楽天市場の買い物で得られるポイントがプラス2倍になるので、楽天市場でよく買い物をする場合は非常に魅力的だと思います。
Y!mobileも同じようにYahooショッピングやLOHACOでの買い物でポイント還元率が高くなったり、DMMモバイル
もDMMポイントの還元があったり、利用頻度によってはこの付加価値だけで選んでも良いかもしれませんね。
通信節約(制限)機能は正直微妙
格安SIMの中には「データ消費ゼロ」をウリにしているところもあります。
- UQモバイルの「ターボ機能」
- mineoの「マイネオスイッチ」
- BIGLOBEモバイルの「エンタメフリー・オプション」
など。
これ、もちろん高速通信ではないので普通に遅いんですが、mineoのマイネオスイッチに関しては使い物になりませんでした。
通信速度は最大200kbpsで、テキスト中心のサイトやアプリなら割と使える…とのことですが、日頃の高速通信に慣れているとストレスになるレベルです。
UQモバイルのターボ機能は300kbpsとのことなのでmineoよりはマシだと思いますが、回線品質も考慮するとどの格安SIMも感覚的には大手キャリアで通信制限された時と同じくらいの速度と思った方が良いです。
また、YouTubeやU-NEXTなども通信量なしで視聴できるBIGLOBEモバイルのエンタメフリー・オプションも話題になりましたが、これも同じく快適な視聴とは程遠いと思ってください。
まとめ
- 基本料金が安い
- トリプルキャリアに対応している
- 通話料金がコスト0で半額になる
- 縛りがゆるい
といった理由で僕はmineoを選びましたが、何が良いかは人それぞれなので、今回ご紹介した判断基準を参考に選んでみてはいかがでしょうか?