イラストレーターのトレース相場は?安く依頼するコツはある?

「え!?aiファイルでの納品!?聞いてないよ〜!」

と妻が慌ててから早半年。

当時はイラレ(イラストレーター)の使用経験がない中頑張って僕がaiファイルを用意したんですが、なんやかんやその後もイラレを使う機会があり、いつの間にかクラウドソーシングでのイラレのトレース実績が40件以上になっていました。

JPEGやPNGの画像をai形式に変換する方法は?無料でできる? イラストの仕事でお金を稼いだ妻。 実は、その裏側ではこんなことがありました。 ねえ、相手の方からJPEGの他にai形式のファイルが欲しいって言わ… 続きを見る MORIAWASE 2

そのくらい数をこなすと、イラレの操作方法やトレースのコツはもちろん、トレースの相場なんかもわかるようになるんですが、ここら辺の事情を知っているとトレースする人もトレースを依頼したい人もみんなハッピーになると思うので、少しお話ししてみようかと思います。

イラレでのトレース相場

当たり前と言えば当たり前ですが、料金は基本的に「作業量」で決まります。

要は、すぐに終わるものであれば安く、手間や時間がかかるものであれば高くなります。

で、ココナラなどのクラウドソーシングでのイラレのトレース相場は500円〜1,000円ほどになっていますが、これは基本的にトレース対象がシンプルな場合です。

例えば、別記事で紹介している「画像トレース」の機能。

これはイラレだけのすごい機能で、ほぼ手間をかけずにJPEGやPNGなどの画像がベクター画像(劣化しない画像)になります。

つまり、ソフトが代わりにトレース作業をしてくれるわけですね。

これならトレースする側は、

  1. イラレ(とパソコン)を起動する
  2. 画像トレースでベクター画像に変換し、aiファイルとして保存
  3. aiファイルを渡す

という単純作業だけで済むので「500円」でもまあいいかなと。

イラレ持ってる人は少しの手間で済みますし、イラレ持ってない人は高いお金をかけてパソコンやソフトを買う必要がなくなるのでwin-winですよね。

まあ、クラウドソーシングのサービスによっては手数料がえげつないので、500円や1,000円だと割に合わないんですけどね…笑

トレース対象が複雑な場合

問題はトレース対象が複雑な場合です。

構成が緻密だったり、オリジナルのフォントを使っていたり。

こういった場合、料金はかなり高くなります。高くせざるを得ません。

僕はこの前ココナラで5,000円(手数料含む)もらってトレースした案件がありますが、丸1日かかりましたからね。

というのも、先ほど紹介した画像トレースの機能が完璧であればいいんですが、画像がちょっとでも複雑になると途端に精度が低くなるんです。

例えば、こちらの画像。パッと見、そこまで複雑に見えませんよね?

シンプルに見える画像

しかし、これを画像トレースしてみると…

イラストレーターのトレースデモ

けっこう変化したのがわかりますよね?

  1. 色が微妙に違う
  2. 直線が曲線になる
  3. 線がカクカクする
  4. フォントが微妙に変わる

などなど、完全に修正が必要なケースです。

(もちろん、精度がそこまで高くなくてもよければ話は別ですが)

このように、パッと見はちゃんと再現できているようなものでも、拡大すると全然再現できていなかったりするので、まだまだ「人力トレース」のニーズありって感じですね。

ちなみに、僕がトレースするならこれは1,000円〜1,500円の案件ですね。

(ココナラなどクラウドソーシングを通して取引する場合は手数料を考慮して「2,000円」くらいかな?)

イラレのトレースを安く依頼するコツ

さて、イラレでのトレース事情がおわかりいただけたかと思いますが、「どうすれば安くトレースを依頼できるのか?」という、さらに踏み込んだ話もしてみたいと思います。

先述の通り、料金は基本的に「作業量」で決まるので、簡単に言うと作業量を減らしてあげればいいわけです。

  • トレース対象をレイヤーをわけて共有する
  • 使用しているフォントやサイズを共有する

などなど。

一見複雑な画像でも、背景、ロゴ、キャラクター、のように画像がわかれていると、トレースが格段にやりやすくなりますし、場合によってはそれぞれ画像トレースして組み合わせるだけで済むかもしれません。

文字も同様に、サイズやフォントがわかれば、文字をトレースせずにテキスト入力してアウトライン化すれば済むので、作業時間が全然変わります。

Photoshopの「マッチフォント」のようなフォント検索機能もありますが、画像トレース同様に完璧ではないので、こういった配慮も非常に助かりますね。

(フォントに関しては、こだわりがなければ「似たようなフォントであれば何でもいいですよ〜」と言ってあげた方がいいと思います)

逆に、「画質も荒い、構成が複雑、予算もない」みたいな状況だとトレースを断られる可能性が高いので、妥協するとか、予算を確保するとか、ある程度工夫が必要になると思います。

まとめ

正直まだまだ「トレースって模写するだけなんだから簡単でしょ?」って感じの人が多くいる印象を受けますが、意外と大変なんですよ、トレースって。

線を1本1本模写して色付けするわけですからね。この前丸一日トレースした時なんか指がめちゃくちゃ痛くなりましたよ…笑

ということでまとめです。

  • トレース対象がシンプルであれば500円〜1,000円程度が相場
  • クラウドソーシングなどで手数料がかかる場合はそれよりも高くなる場合がある
  • 複雑な画像は複雑さに応じて料金が高くなる
  • トレースしやすいように依頼すると格安で引き受けてもらえる可能性が高くなる(少なくとも僕は格安で引き受けます)

執筆時点ではココナラ一本でやってますが、ご要望があればお気軽にどうぞ。

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この記事を書いた人:シェフ

このサイト「MORIAWASE」の運営者。ハウツー記事を中心に更新しています。お仕事のご依頼については「Shinobi Works」までどうぞ

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