山中教授のノーベル賞受賞が記憶に新しいiPS細胞についての記事。
一緒に業界研究していきましょう!
これから医療業界へ進もうとしている方は参考になると思いますよ!
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iPS細胞についての基礎知識
まずはiPS細胞についての基礎知識について。
iPS細胞とは?
人工多能性幹細胞(じんこうたのうせいかんさいぼう、英: induced pluripotent stem cells[注 2])とは、体細胞へ数種類の遺伝子を導入することにより、ES細胞(胚性幹細胞)のように非常に多くの細胞に分化できる分化万能性 (pluripotency)[注 3]と、分裂増殖を経てもそれを維持できる自己複製能を持たせた細胞のこと。2006年(平成18年)、山中伸弥率いる京都大学の研究グループによってマウスの線維芽細胞(皮膚細胞)から初めて作られた。
英語名の頭文字をとって、iPS細胞(アイピーエスさいぼう、iPS cells)と呼ばれる。命名者の山中が最初を小文字の「i」にしたのは、当時世界的に大流行していた米アップルの携帯音楽プレーヤーである『iPod』のように普及してほしいとの願いが込められている
引用:ウィキペディア
今後は病気や事故などで損なわれた身体機能を取り戻す再生医療への応用が期待されています。
パーキンソン病の治療
2014年2月、京都大学iPS細胞研究所の高橋淳らのグループがドーパミンを分泌する神経細胞を大量に作製する方法に成功。研究グループは同年6月をめどに、パーキンソン病の臨床研究のための安全性の審査手続きを厚労省に申請すると報道されており、2013年11月に成立した再生医療安全性確保法に基づいた初めての臨床研究になる見込みである。
更に2014年8月には、2015年に自分の細胞から作製したiPS細胞による臨床研究を開始し、2018年には再生医療を実現させる構想を発表。2018年には自己由来のiPS細胞による再生医療と、健康な他人由来の細胞について治験をスタートさせる計画を明らかにした。
引用:ウィキペディア
脊髄損傷の治療
2014年3月6日、慶應大学の中村雅也准らのグループが京都市で開かれた日本再生医療学会で、脊髄損傷の患者に対するiPS細胞の臨床研究を2017年度に始める計画を発表した。
引用:ウィキペディア
癌治療
2015年2月10日、国立成育医療研究センターなどからなる研究グループが、ヒトのips細胞(人工多能性幹細胞)から神経線維(軸索)を有する視神経細胞の作製に世界で初めて成功したと公表し、同時に電子版の英科学誌に論文を掲載した。成功したのは、眼球と脳をつなぐ視神経細胞で、細胞本体から軸索が1~2㎝伸びている特徴を持つ。最初は立体で培養した後に、途中で平面培養に切り替え、約1ヶ月かけて視神経細胞に分化させる手法を確立、その結果作製された視神経細胞が神経としての機能を持つことを電気反応などで確認した。研究グループは、緑内障に伴う視神経の障害、視神経炎などの治療薬開発、視神経が冒される疾患の病態解明などにつながることが期待されるとしている。
引用:ウィキペディア
今後の焦点
引用:日経業界地図 2016年版31ページ
では、どんな企業が関わっているのか勉強してみましょう!
製薬会社
主な製薬会社はこちらの6社。
- 武田薬品工業
- アステラス製薬
- 中外製薬
- 大日本住友製薬
- ロート製薬
- タカラバイオ
引用:日経業界地図 2016年版31ページ
- 「売」→直近の売り上げ高
- 「営」→直近の営業利益
- 「2期後」「3期後」→2期後・3時期の売上動向予測
- 「従」→従業員数
- 「給」→初任給
- 「年」→平均年齢
- 「人」→人を活かす会社ランキング順位
武田薬品工業
武田薬品工業株式会社(たけだやくひんこうぎょう、英文:Takeda Pharmaceutical Company Limited.)は、日本の製薬会社である。タケダ、Takeda、武田薬品とも略称される。国内の製薬会社で最大の売上高を誇る。
医薬品の製造・販売によって業績を伸ばし、1954年(昭和29年)3月発売のビタミン剤「アリナミン」等で、日本の一般消費者に広くその名を知られるようになった。
子会社だった「武田食品工業株式会社」も、2006年(平成18年)4月3日にハウス食品との共同出資会社「ハウスウェルネスフーズ株式会社」に移行し、飲料部門からも撤退した。2007年(平成19年)10月1日にハウスウェルネスフーズはハウス食品の完全子会社となった。
医療用医薬品の売上が連結売上高の約9割を占め、糖尿病治療薬、高血圧症治療薬、消化性潰瘍治療薬等を主力製品とする。2015年度の製品別の売上高(国内)の上位は、「ブロプレス」(高血圧症治療剤)、「リュ-プリン」(前立腺癌・乳癌・子宮内膜症治療剤)、「タケプロン」(消化性潰瘍治療剤)、「アジルバ」(高血圧症治療剤)、「エンブレル」(抗リウマチ剤)、「ネシーナ」(糖尿病治療剤)、「ベクティビックス」(抗悪性腫瘍剤)、「レミニール」(アルツハイマー型認知症治療剤)、「ロトリガ」(高脂血症治療剤)、「ベイスン」(糖尿病治療剤)、「アクトス」(糖尿病治療剤)、「ベネット」(骨粗鬆症治療剤)、「ロゼレム」(不眠症治療剤)、「タケキャブ」(酸関連疾患治療剤)、「アドセトリス」(悪性リンパ腫治療剤)の順である。
引用:ウィキペディア
アステラス製薬
アステラス製薬株式会社(アステラスせいやく、英語:Astellas Pharma Inc.)は、日本の製薬会社である。
2005年4月1日に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併し発足した。
旧・山之内製薬から引き継いだ泌尿器領域の医薬(ハルナール・ベシケア)、旧・藤沢薬品から受け継いだ免疫抑制剤(プログラフ)などを主力商品とする。国内最大規模の営業体制と、両社の強みを融合した研究陣を擁し、2012年医薬品売上高順位で世界18位であり、武田薬品工業(同14位)・第一三共(同19位)・大塚ホールディングス(同20位)・エーザイ(同25位)とともに国内製薬メーカー大手5社の1つである。2014年10月6日には、医薬品2位のアステラス製薬が、首位の武田薬品工業を時価総額で追い抜いた。
2007年(平成19年)には抗体医薬の技術を持つアメリカのバイオベンチャー「アジェンシス(Agensys)社」を3億8700万ドルで買収した。
2009年(平成21年)1月には、同じくアメリカのバイオベンチャー「CVセラピューティクス(CV Therapeutics)社」に対して1株16ドル・総額約10億ドルの買収提案を行ったがCV社は拒否。アステラスは1株16ドルでTOBを強行し敵対的買収に乗り出す。しかし同年3月12日、アメリカの大手バイオ製薬企業であるギリアド・サイエンシズが、アステラスを上回る1株20ドル・総額約14億ドルを提示してCV社と友好的に合意(ホワイトナイト)。アステラスは3月16日付でTOBを中止、買収を断念した。
2010年(平成22年)1月には、がん領域に強みを持つ同じくアメリカのバイオ製薬企業「OSIファーマシューティカルズ(OSI Pharmaceuticals)社」に対して1株52ドル・総額約35億ドルの買収提案を行った。当初OSI社は提案を拒否、アステラスは同年3月から1株52ドルでTOBを強行するなど、一時は敵対的買収の様相を見せていた。しかし同年5月17日にアステラス側がTOB価格を1株57.5ドル(総額40億ドル)に引き上げたことで、両社は友好的買収で合意。同年6月8日のTOB成立、翌9日の略式合併により買収が完了した。
引用:ウィキペディア
中外製薬
中外製薬株式会社(ちゅうがいせいやく)は、日本の大手医薬品メーカーである。
2002年、スイスの大手医薬品メーカー、エフ・ホフマン・ラ・ロシュ(Fritz Hoffmann-La Roche)との「戦略的アライアンス」に基づきRocheグループ傘下。Rocheグループの創薬品と、旧来の中外製薬のバイオ医薬による開発力、のシナジー効果による開発パイプラインを有す。
一般大衆薬事業をライオンに営業譲渡するまでの主力商品で著名なものはバルサンや栄養ドリンクのグロモント等がある。
引用:ウィキペディア
大日本住友製薬
大日本住友製薬株式会社(だいにっぽんすみともせいやく-、英文社名:Sumitomo Dainippon Pharma Co., Ltd.)は、住友化学株式会社の連結子会社で、住友グループ広報委員会にも参加する製薬メーカーである。かつて覚醒剤が合法だった時代に、ヒロポン(Philopon)を一般販売していた。
引用:ウィキペディア
ロート製薬
ロート製薬株式会社(ロートせいやく、英称:ROHTO Pharmaceutical Co., Ltd.)は、大阪府大阪市生野区巽西に本社を置く、日本の製薬会社である。
胃腸薬や一般向け目薬をはじめとする一般用医薬品(OTC医薬品)やスキンケア製品を主力商品としている。医療用医薬品には参入していないものの、排卵日検査薬を医療用に提供していることから、医療従事者しか見られない自社ウェブサイトも存在する。更にグループ企業としてアメリカ合衆国のメンソレータム社を傘下に置く。
引用:ウィキペディア
タカラバイオ
タカラバイオ株式会社は、滋賀県草津市に本社を置く、宝ホールディングス傘下のバイオテクノロジー関連の研究開発型企業である。遺伝子工学技術を中心としたバイオテクノロジーに強みがある。 バイオ研究用試薬の製造販売、研究受託サービス、健康食品・キノコの製造販売を行っている。
引用:ウィキペディア
再生医療ベンチャー
主な再生医療ベンチャーはこちらの6社。
- ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
- セルシード
- イナリサーチ
- テラ
- メガカリオン
- アスビオファーマ
引用:日経業界地図 2016年版31ページ
- 「売」→直近の売り上げ高
- 「営」→直近の営業利益
- 「2期後」「3期後」→2期後・3時期の売上動向予測
- 「従」→従業員数
- 「給」→初任給
- 「年」→平均年齢
- 「人」→人を活かす会社ランキング順位
ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(英: Japan Tissue Engineering Co., Ltd. )は、同じ愛知県蒲郡市に本社を置くニデックを母体とし富山化学工業やINAX(現・LIXIL)、ベンチャーキャピタルの三菱UFJキャピタルが出資し設立されたバイオベンチャー。
研究開発
- 自家培養表皮
- 自家培養軟骨
- 自家培養角膜表皮
引用:ウィキペディア
セルシード
株式会社セルシード(英: CellSeed Inc.)は、東京都新宿区に本社を置くバイオベンチャー。
2001年(平成13年)5月9日に設立したベンチャー企業。主な業務は細胞シート再生医療事業および再生医療支援事業で、研究室を本社内と東京女子医科大学・早稲田大学連携先端生命医科学研究教育施設内に設置している。
引用:ウィキペディア
イナリサーチ
株式会社イナリサーチ(Ina Research Inc. )は、長野県伊那市に本社を置く医薬品非臨床試験などの受託事業を行う企業である。実験用カニクイザルを用いた試験を主力とする。
引用:ウィキペディア
テラ
テラ株式会社(英: tella, Inc)は、東京都港区に本社を置き医療支援事業を行う企業。
東京大学医科学研究所発のベンチャー企業で、2004年(平成16年)6月24日に設立。樹状細胞ワクチン療法および再生医療の研究・開発や樹状細胞ワクチン療法等の技術・ノウハウの提供などの医療支援事業を行っている。企業理念は「医療を作る」。
2014年現在、国立病院、大学病院、クリニックなど、約30の医療機関と契約をし、技術提供を行っている。
引用:ウィキペディア
メガカリオン
iPS細胞を用いた止血剤を量産化。
15年に治験を実施、18年にも日米で販売目指す。
引用:日経業界地図 2016年版31ページ
アスビオファーマ
アスビオファーマ株式会社は医薬品の研究開発を行う第一三共の子会社である。
元々は、1979年にサントリー(現・サントリーホールディングス)が医薬事業部を創業したことに始まる。その後、1991年に同社の医薬品第一号商品として抗不整脈治療剤「サンリズム」を発売した。
その後、「サンリズム」の販売提携を行うなど、長年の信頼関係にあった第一製薬とサントリーの共同出資によりサントリーの医薬事業部を分社化し、現会社の前身となる第一サントリーファーマを設立した(出資比率:サントリー34%、第一製薬66%)。
その後、第一製薬の完全子会社化を機に第一アスビオファーマに商号変更し、本社を東京都港区赤坂に移転。2007年4月に親会社の第一製薬が三共と統合し、第一三共に商号変更すると同時に現社名となった。
そして、グループ再編に伴って、2010年4月からは医薬品の研究開発一筋に行うこととなり、同年10月にはこれまで分散していた本社並びに国内の研究所を集約し、兵庫県神戸市のポートアイランドにある神戸医療産業都市に竣工された本社機能・研究所を兼ね備えた新事業所へ移転した。
引用:ウィキペディア
まとめ:業界地図の天気予報はくもり
iPS細胞の研究・実験をしている企業でした。
業界地図の天気予報はくもり。就職先で迷っている方は参考にしてみてください!
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