どうも、求人広告の元営業マンです。みなさん、仕事探してますか?ハローワーク行ってますか?
ウソの求人情報に騙されて就職や転職に失敗してないですか?
僕は2年半ほど、関東の主要エリアで営業の仕事をしていたので裏側がわかりますが、みなさんの想像以上にウソの求人は多いです。
ウソの求人広告(求人情報)は、なぜここまで多くなったのか?
ウソの求人広告が増えた原因はいくつかあります。
- 気軽に求人を掲載できるようになったWEBメディアの普及
- なんとか人を採用しようと、実態とかけ離れた求人情報を伝えたモラルの低い企業(ブラック企業)
- ウソの求人情報だと知りながら掲載している求人広告会社(ブラック求人広告会社)
つまり、ウソの求人広告が増えた理由を丁寧に説明すると…
ブラック企業でも気軽に求人が出せるようになり、人を採用しようとウソの求人情報を求人広告会社に伝え、それを承知でブラック求人広告会社が求人広告を掲載したから
ということになります。これが、ウソの求人広告の増加を助長したわけです。
じゃあ、どうすればいいのか?
ブラック企業を撲滅すればいいのか?ブラック求人広告会社を撲滅すればいいのか?はたまた、WEBメディアを撲滅すればいいのか?
…どれも難しいでしょう。ホワイトかブラックかの線引きも難しいし、今さら紙媒体の文化が普及するわけがありません。
そして、もっとも厄介な問題が、ホワイトな求人広告会社でも、ハローワークでも、ブラック企業の求人を掲載してしまうことにあります。
求人広告会社やハローワークは何もできない
先述の通り、ブラック企業かホワイト企業かの見極めは、非常に難しいです。
「あなたの会社はブラックだから求人広告は掲載できません」という企業は多くありません。
そのため、求人広告の掲載を担当する広告会社やハローワークが頑張ったところで、ウソの求人はなくなりません。
問題が起きたら、表向きを変えただけのクローン会社(経営者や従業員は同じ)にしてしまえばいいだけですからね。
もちろん、最低賃金を下回っている求人や、NGな表現をしている求人であれば、掲載はできませんよ。
ただ、そういった問題さえクリアになっていれば、求人広告の営業マンやハローワークの職員は何も言えないので、お手上げです。
「本当にこの求人情報なんですか?!正確な情報ですか?!」なんて疑えませんからね。
ウソの求人を出している企業への罰則はあまり効果がない
執筆時点のニュースですが、このような罰則があったところで、あまり効果はありません。いたちごっこするだけです。
厚生労働省はハローワークや民間の職業紹介事業者に労働条件を偽った求人を出した企業に対して罰則を設ける検討に入った。同省の有識者検討会で近く報告書をまとめ、夏以降に開く労働政策審議会で導入に向けた本格的な議論を始める。悪質な業者へ制裁を科すことで求職者とのトラブルを防ぐ。
どんな有識者が参加するかわかりませんが、現場を理解していなければ意味がありませんよ?
僕なら、これらの導入を提案しますね。
- 求人情報が頻繁に変わる企業を検出するシステム
- 求人情報の中の間際らしい表現を見極める人工知能
- 人が採用できない企業へのカウンセリング
僕も悪質な求人広告に騙された経験があるので、ウソの求人広告が一刻も早く世の中から消えて欲しいと願ってます。
ブラック企業よ、どうか消滅してください。