応募(面接)バックレするより断りの連絡を入れてみて。

ここ数年で増加したもの。

スマホの利用者、有効求人倍率、そして、応募(面接)バックレ。

  • 応募したけど、もう他で採用決まったからいいや
  • 面接今日だったけど、面倒だから行かなくていいや

こんなこと思ったことありませんか?



若い子だけがバックレをするわけではない

まず、みなさんが誤解してそうなのが、「世間知らずなゆとり世代」が、この問題の原因ということ。

「今時の若い子はこれだから…」とか思っていませんでしたか?実は、これはあまり関係ないんですよね。

20代がだらしない、30代はしっかりしている…というのは幻想で、現場レベルではどちらも同じくらいバックレます。

「この前応募してきた40代の人、電話もメールも返事なくてさ。18歳の大学生はしっかりしてるっていうのに…」なんて声も少なくありません。

バックレが増えた理由は別にあります。

バックレが増えた背景

バックレが増えた背景ですが、主に3つの要因があります。

  1. WEBサイトの普及による利便性の向上
  2. スマホの普及
  3. 有効求人倍率の増加

この中で最も影響が大きいのが「WEBサイトの普及による利便性の向上」です。

今では、どこの求人サイトでも「WEB応募」というものがあります。

名前や年齢、電話番号やメールアドレスを入力するだけで、気になった企業の求人に応募することができます。

その後のアクションは応募先の企業からの連絡を待つだけで済むのですが、これが主な要因になっていることは否定できません。

複数企業への応募

また、このWEB応募は「複数企業への応募」まで出来てしまいます。

1社に応募するのと、5社に応募するのと、工数(やること)が同じなので、より採用の確率を上げるために一括応募を利用するユーザーも多数います。

必然的に、残りの4社には断りの連絡を入れる必要があるので、この段階で「バックレよう」と思ってしまうんです。

バックレまでの流れ

通常の採用までのプロセス(メール応募の場合)は、

  1. 応募が入る
  2. 応募者の情報を確認する
  3. 応募者へ連絡する
  4. 面接設定をする
  5. 面接をする
  6. 採用の連絡をする

です。

(電話応募の場合は、「3.応募者への連絡」がないだけですが、基本的な流れは同じです)

この中で重要なのが「3.応募者への連絡」と「5.面接をする」。

ここで応募者へのコンタクトが取れないことが、俗に言う「バックレ」です。

実際に働き始めてからのバックレは、応募(面接)バックレと比較すると雲泥の差です。

応募(面接)バックレはモラルの低下につながる

しかしながら、応募(面接)バックレはやめた方がベターです。

正直、企業も「あー、またバックレかー」と、そこまで気にしてなかったりするんですが、普通ではないことも理解しましょう。

他の応募者に迷惑をかけていることも理解して欲しいし、人事担当にも迷惑をかけています。

応募をしてバックレをするのが普通と認識していては、間違いなく自分の将来に悪影響を与えるはずです。

求人業界にブラックリストはない

さすがに、求人業界に「ブラックリスト」は存在しないので、応募バックレが目に余るからといって求人サイトを利用できなくなるわけではありません。

しかし、バックレをする人のモラルは確実に低下します。

人手不足にかまけてバックレを繰り返していると、その姿勢は必ずどこかで誰かに知られます。

『複数企業へ応募し、採用が決まったら、その他の企業へ自動でその情報が伝わる』なんてシステムが導入されるくらい、求人広告業界が劇的に変化するなら話は別ですが。

モラルの低下は、責任のある仕事を担当した時の信用問題にも関わってくるので、今のうちに修正することをおすすめします。

まとめ

「他で採用決まったので、今回はすみません」とだけ言えばOKですので、面倒に思わず連絡する癖をつけましょう。

また、企業への電話やメールがどうしても面倒であれば、LINEでやりとりできる「LINEバイト」のようなサービスもあるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?


カテゴリー:就職・転職ノウハウ

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