「3年以内に離職する人はダメな人」という時代ではなくなってますよね。
厚生労働省は30日、2012年3月に大学を卒業した就労者の離職状況調査を公表した。新卒から3年以内に就職先を辞めた人の割合(離職率)は32.3%だった。前年調査から0.1ポイント低下したが、3年連続で30%を超えた。
3年以内の離職率は、リーマン・ショック後の09年に30%を下回ったが、その後、上昇した。景気回復で求人が増加する中、希望の仕事を求め、転職するケースが増えているためとみられる。
離職時期は、1年目が13.1%と最も高く、2年目が10.3%、3年目が8.9%。企業規模別では、5人未満の企業で59.6%が3年以内に離職するのに対し、1000人以上の企業は22.8%にとどまる。企業規模が大きいほど離職率は低い傾向だ。
就職先を選べる時代
まぁ、「3年以内の離職は…」という意見は古いですよね。それを理由に不採用になるケースはほとんどないでしょう。
そもそも、この考えが定着したのは、石の上にも三年ということわざからだと思います。
「3年も仕事に耐えられない人なんか不安で採用出来ないよ!」
という企業が多かったんでしょうね。この考え方自体は未だにあるはずです。
しかし今は、会社を辞めたとしても、たくさんの求人があるんですよね。だって、売り手市場ですから。
求職者が就職先を選べるんです。一つの会社に固執しても良いことないですよ。
転職理由が重要
一方で、「どうして転職するのか?」ということも考えなければいけません。
- 残業代がでない
- 賃金未払いがある
- パワハラ(セクハラ)をされる
など、仕方なく転職をしなければいけない状況であれば問題ありません。
しかし…
- 何となく
- 給料が安い気がする
- ボーナスが少ない気がする
- 人間関係が悪い気がする
など、ふわっとした理由で辞めるのが一番良くありません。
客観的に見た上で、そういう結論に至るなら大丈夫ですが、ろくに調べもせず、自分が悲劇のヒロインだと思ってしまう人は注意が必要です。
「鬱になるのは、気持ちが弱いからだ!もっと頑張れ!」
なんて会社は潰れるから安心していいですが、少しのストレスもない会社がないことも事実です。
どうしても転職するなら
よく考え、転職するという結論に至ったら、転職サイトを活用しますよね。今や、求人サイトが乱立する時代になり、どこを利用すればいいか迷うと思います。
そんな時は、まず大手の求人サイトから利用するべきです。その理由は至ってシンプル。大手の求人サイトは掲載料金が高いから。
高い料金を払ってでも掲載する企業は、
- 規模が大きい
- 採用意欲が強い
など、受け皿として安心感があります。そして、転職してみてダメなら、またすぐ転職しましょう。今はそれが許されます。
まとめ
- 第二新卒
- フリーター
- 未経験者
でも、上場企業に転職出来るチャンスはたくさんあります。成長中のベンチャー企業にも巡り会えます。
まずは、その「事実」を求人サイトを確かめるところから始めましょう。