本当にあった「ありえない方法」で予約させた新宿の居酒屋。

モンスター飲食店」と呼ばれる、客に不快な思いをさせるお店がニュースに取り上げられていました。

話を聞いた中でも多かったのが、店内で店員同士がケンカをしているというケースだった。忙しさによるイラ立ちをスタッフ同士でぶつけ合ってしまうのか。しかし、その姿をお客はしっかり見ている。

「観光で訪れた地方の揚げ物店。席がかなり空いているのに、席に案内されず、数十分待たされる。注文したら『オーダーが詰まっていて、いつできるかわかんないけどいいですか?』と言われ、その後でフロアスタッフと厨房スタッフが怒鳴り合いのケンカをしているのが聞こえてきました。厨房から『これ以上オーダー取ったら許さねーぞ!』とか……。その上出てきたメニューはおいしくなかったです」(30代女性)

引用:お客をあざ笑う「モンスター飲食店」仰天体験談

これ、一番不快になるやつですよね。「お客様は神様だ」とまで思わなくてもいいから、せめて気をつかう相手と認識して欲しいですよね。

で、このニュースを見て、あることを思い出しました。昔、金曜日の夜の新宿で本当にあった話です。

金曜日の夜に新宿でお店を探し始めるという暴挙

その日は、昔お世話になった先輩と新宿で飲む約束をしていた日でした。僕の仕事が何時に終わるのかわからなかったので、予約はなし。

「人でごった返す繁華街を練り歩きお店を探す」という暴挙に出ることにしました。決して金曜日の夜の新宿をなめていたわけではありません。

がしかし、久しぶりに訪れた喧騒の街は、僕たちの想像を超えていました。満席、満席、満席、満席…どこの店に行っても、門前払い。

「お店に入れますか?」という質問に対して、失笑しながら断るお店もありました。

ちょっとこのままではまずい。いい加減、しつこいキャッチの勧誘に「YES」と答えるしかないのかもしれない。

幸い(?)、三歩あるけば声をかけられるくらい、そこら中にキャッチをしている人がいたので、その瞬間はすぐにやってきました。

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お兄さんたち!すぐ入れますよ!いかがっすか?!

斬新で衝撃的な予約方法

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どうしようかなぁ…(誘いに乗る気満々)

hito-2

さっきからお店探してましたよね?この時間どこのお店も満席で入れないんですよ〜!でも、今ならちょうど2人入れるので、ぜひ!

chihou-tsunagari-1

うーん…ちょっと他のお店も見たいんで…

hito-2

今決めてくれたら一品サービスするんで!

chihou-tsunagari-1

先輩どうします?ここでいいですか?

どこも満席だし、しょうがないよ。ここにしよう。

hito-2

あざーっす!じゃあ、お店までご案内するんで…

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hito-2

1000円お預かりします!

chihou-tsunagari-1

…!?どういうこと!?

hito-2

万が一キャンセルされてしまうと、他のお客様にご迷惑がかかってしまうので…あ!もちろん、1000円はお会計の時にお返しするので、ご安心ください!

chihou-tsunagari-1

いや、そういう問題じゃない気がするんだけど…

hito-2

たまに、お店にご案内している途中でいなくなってしまう方がいるんですよ。

やべえ…この人が何言ってんのかわかんなくなってきたぞ…もしかして”ぼったくり”のお店なのか…?まぁ、1000円くらいなら、万が一返ってこなくてもいいか…

chihou-tsunagari-1

わかりました。じゃあ、これ。1000円です。

hito-2

あざーっす!

東京だからこそ予約が必要

結局、この人の言う通り、1000円はお会計の時に返ってきました。まずくて、値段が高くて、狭くて…本当に最高のお店でした。

今思うと、見ず知らずの人にお金を渡した自分が信じられませんが、新宿では当たり前の文化なんでしょうね。やっぱり、キャッチの文化は嫌いです。

「東京ならお店たくさんあるし、予約なしでも問題ないよね!」なんて考えてる方は、事前の予約を強くおすすめします。というか、東京だからこそ予約が必要です。

ぐるなびホットペッパーグルメで予約できないお店も少ないので、「キャッチの人に声をかけられたい」という方以外は、ぜひ利用してみてください!

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カテゴリー:東京の思い出

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