評価:4
音楽制作環境の移行に伴い、オーディオインターフェイスを新調しました。
新しい相棒に選んだのは、ZOOM製の「TAC-2R」。ZOOM製品を買うのは初めてです。
今回は、そのTAC-2Rを実際に使ってみた感想やレビュー、設定方法などについてご紹介するので、買おうか悩んでいる方に参考にしていただければと思います!
開封の儀
箱には以下のものが入っています。
- TAC-2R本体
- Thunderboltケーブル
- 取り扱い説明書(CubaseLEのダウンロードライセンス)

別途必要な物はなく、ドライバをインストールして、ThunderboltケーブルでMacとTAC-2Rをつなげばすぐに使えます。(詳しい設定方法は後述)
感想・レビュー
以下、TAC-2R のレビュー、実際に使った感想です。
超低レイテンシー
- USB2.0の20倍
- FireWireの12倍
- USB3.0の2倍
と、Thunderbolt接続は転送速度がとにかく速いため、レイテンシー(遅延)がほぼ発生しません。実際に録音してみましたが、確かに、遅延が一切ないと言えるレベルでした。
ここら辺は、DAW環境やマシンスペックの問題もあると思いますが、FireWire接続のFA-66を使っていた身としてはとにかく感動しました。
ヘッドフォンジャックの穴がちょうど良いキツさ

地味に嬉しかったのが、ヘッドフォンジャックの穴がちょうど良いキツさで、しっかり安定すること。
最初は、「あれ?これ変換アダプター必要だったかな?」と思ったくらいなんですが、グラグラしないのでかなりストレスフリーです。
大きさ
- 奥行き:113.9mm
- 横幅:176.0mm
- 高さ:46.2mm
と、一般的なオーディオインターフェイスと同じくらいのサイズ。特別大きくも小さくもないです。
重さ
714gと、これまた一般的なオーディオインターフェイスと同じくらいの重さです。持ち運びは余裕でできます。
設定方法
「Thunderboltケーブルで繋げばすぐに使えるのかな?」と思いきや、先にドライバーをインストールする必要があります。
まずは、TAC-2Rの公式サイトから最新のドライバーをダウンロード。

ファイルを開き、インストールを開始。

その後、強制的に再起動するので、それを待って付属のThunderboltケーブルで繋げば本体にランプが点灯して電源がオンになります。

再起動前には「60秒後に再起動します」のようなメッセージがないため、何か作業をしている場合は保存をしておきましょう。
DAWでのセットアップ
DAWによって操作は異なるはずですが、Cubaseでは自動で認識されるので、すぐに使えます。

Macでのセットアップ
DTMだけでなく、Mac本体の入出力をTAC-2Rで行う場合は、以下のようにセットアップします。
「システム環境設定」を開き、

「サウンド」をクリック。

「出力」と「入力」の入出力装置をそれぞれ「ZOOM TAC-2R」にすればOKです。

使い方(操作方法)
取り扱い説明書も付属されていますが、ざっくりと説明を。
ヘッドフォンの音量調整は「PHONES」の下にあるつまみで、外付けのスピーカーなどの音量調整は「OUTPUT」の下にあるつまみで行います。別々に音量調整できるので便利ですね。
- コンデンサーマイクの接続などでファンタム電源を使う場合は「48V」の文字の下のボタンを
- ギターやベースをダイレクトに接続する場合は「Hi-Z」の下のボタンを
それぞれ押します。ランプが青く光るのでわかりやすいですね。

入力レベルの調整はそれぞれ専用のつまみで行います。ランプが緑色に点灯すれば適正です。

クリップ(音割れ)している場合は赤く光ります。

Macの不具合は解消済み
OS SierraのMacでカーネルパニックが起こる不具合がありましたが、公式に対応があり現在は解消しているのでご安心ください。
対応方法は、ファームウェアとドライバをそれぞれ最新のものにバージョンアップするだけです。
まとめ
オーディオインターフェイスの価格はピンキリなので、どれを買えばいいのか迷う方もいると思いますが、TAC-2Rはコスパがかなり良いのでおすすめです。
Amazonや楽天市場なら3万円以下で買えるので、「オーディオインターフェイスを買い替えたいけどお金が…」という方はぜひ。
- 単純に安く買うならAmazon
- ポイントを貯めるなら楽天市場
がおすすめですよ。