長年、RolandのFA-66という赤いオーディオインターフェイスを使っていたんですが、先日、ZOOM製のオーディオインターフェイスに乗り換えました。
- TAC-2R
- TAC-2
- UAC-2
など、どれも魅力的でしたが、最終的に僕が選んだのは「TAC-2R」。ギリギリで変更するほど難しい買い物でした(苦笑)
もしかすると、僕と同じようにどれを選ぶか迷っている方もいるかもしれませんが、意外と選ぶ基準は明確。
今回は、その選ぶ基準やおすすめポイントなどを詳しくご紹介するので、ぜひ参考にしていただければと思います。
製品情報
まずは、それぞれの製品情報を動画で紹介します。
TAC-2
TAC-2R
UAC-2
共通スペック
主な共通スペックは以下の通り。
- ファンタム電源(48V)供給
- バスパワー駆動(外付け電源必要なし)
- 最高24ビット・192kHzのハイレゾ音質の録音/再生に対応
- 超低レイテンシー(遅延がほぼない)
- ギターやベースをダイレクトに接続できるHi-Zスイッチ搭載
- DAW付属(CubaseLE)
- 専用ミキサーアプリ付属
違い
それぞれの主な違いは以下の通り。
- Thunderbolt接続か、USB接続か
- MIDI端子の有無
- ボタンの数
- インプット端子の位置
- iPad対応かどうか
その他にも細かい違いはありますが、ほぼ気にする必要がないものばかりです。
選ぶ基準と目的別おすすめポイント
共通スペックと主な違いを踏まえると、選ぶ基準はこのようになります。
使用マシンはMac?Windows?
MacユーザーはThunderbolt接続の「TAC-2」か「TAC-2R」を、WindowsユーザーはUSB3.0接続の「UAC-2」を選ぶのが無難です。
TAC-2RとUAC-2は、接続方法以外ほぼ同じスペックです。
Thunderbolt端子は、ほぼすべてのMacに搭載されていますが、記憶ではThunderbolt端子がないMacも一部あったはずなので、念のためご確認ください。
なんとなくUSB3.0の方が転送速度が上のような気もしますが、ThunderboltはUSB3.0の2倍以上の転送速度なので、OSが変わる予定でもない限りは、Macユーザーであれば「TAC-2」か「TAC-2R」がおすすめです。
また、Thunderbolt端子が搭載されているWindows機もありますが、公式に対応していないので、Windowsユーザーは「UAC-2」一択です。
MIDI接続する?
「TAC-2R」と「UAC-2」にMIDI端子があり、「TAC-2」にはありません。
MIDIキーボードなどのMIDI接続する機器がある場合は「TAC-2R」か「UAC-2」を選びましょう。
操作性を重視する?
「TAC-2」と「TAC-2R」「UAC-2」の最も大きな違いですが、TAC-2にはボタンが1つしかありません。
このボタン1つで、
- インプット左
- インプット右
- アウトプット(スピーカーなど)
- ヘッドフォン
の音量調節ができるんですが、専用のボタンがそれぞれ用意されている「TAC-2R」や「UAC-2」と比べると、当然操作性は悪くなります。
ボタンを押してボリューム調節するものを選び、ツマミを回してボリューム調節する仕様です。
▼こちらの動画の59秒あたりで音量調節しているので、一度チェックしてみてください▼
また、「TAC-2R」や「UAC-2」はインプット端子が前にあるんですが、「TAC-2」はインプット端子が後ろにあるので、録音の時は若干やりづらいかもしれません。
逆に、インプット端子が後ろにある方が都合が良い場合は、「TAC-2」を買うのもアリだと思います。
iPadでも使う?
USB3.0接続の「UAC-2」だけiPadでも使えるので、アパートやマンションに住んでいて気軽に録音できない方にはぴったりかもしれませんね。
※iPadで使うには下記のアイテムが別途必要です。
まとめ
安価なオーディオインターフェイスと違い、安い買い物ではないので、後悔がないように選びたいところ。
楽器屋で直接買ってもいいですが、ポイントの付与や手間を考えると、Amazonや楽天市場で購入する方がお得なので、ぜひご参考までに。
TAC-2の値段をチェックする
- Thunderbolt接続(Mac)
- インプット端子は後ろ
TAC-2Rの値段をチェックする
- Thunderbolt接続(Mac)
- インプット端子は前
- MIDI端子あり
UAC-2の値段をチェックする
- USB3.0接続(Windows/Mac両方に対応)
- インプット端子は前
- MIDI端子あり
- iPadにも接続可能