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東京の求人広告代理店の営業を辞めて青森に移住した話。(下)

      2016/05/28

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※前回の「東京の求人広告代理店の営業を辞めて青森に移住した話。(上)」からの続きです。

一番の怒られポイント:掲載後

必死にアポイントをとり、商談をし、いざ掲載。

「やったー!これで30万円の売り上げだぞー!」

これで終わりなら簡単なんですが、求人広告の仕事はここからも大変です。

 

形がない商品で、且つ、結果が正確に予測できない

ので、掲載がスタートした後も、状況確認原稿修正などの対応にあたるからです。流れとしては、

掲載前の営業活動→商談→原稿作成→掲載→掲載中のフォロー→掲載後のフォロー(アフターフォロー)

となりますが、一番の怒られポイントはもちろん、アフターフォローです。

アフターフォローとは?

  • データ通りの応募数があったか?
  • 面接できたか?
  • 採用できたか?
  • 人は足りたか?
  • 次回はどうするか?

こんなことを聞きます。PDCAサイクルのCheck(評価)とAct(改善)の部分ですね。

なぜ掲載した企業から怒られなければいけないのか?

一番の怒られポイントである掲載後ですが、その理由は、効果不良で終わることがあるからです。

企業によっては、新しいスタッフ確保のために広告費を捻出して、藁にもすがる思いで求人広告を掲載します。

しかし、なかなか良い人材に出会えないどころか、応募が0件の時も多々あります。掲載してすぐに採用ができる企業は少ないんです。

 

そう、結果は0です。

どうしても人が欲しいのに、お金がないのに、余裕がないのに…求人広告を掲載しても人が採用できない。

その怒りの矛先が営業に向いてしまうんですね。ここで怒られるのは正直堪えました。

なぜ求人広告で人が採用できないのか?

「それは営業の努力が足りない!」「そもそもの提案が悪いんだ!」

そうなら話は早いのですが、事はそう簡単ではありません。何度か記事を書きましたが、原因は売り手市場にあります。

東京の有効求人倍率は約2.0です。200の企業に対して、100の求職者しかいない計算になります。

なんとなくお分かりかと思いますが、100の企業は満足な採用ができないんですね。だって、求職者がいないんですもの。

求人広告の営業のやりがい

こんなに怒られることが多い求人広告の営業。その辛さがお分かりいただけたと思います。

しかし、辛くない仕事がないのも事実だし、楽しみ・やりがいもたくさんありました。

 

その1つが、採用のお手伝いができた時。僕は、満足に採用できる100の企業にするために、それはもう頑張りました。

求人広告は文字通り、広告なので、アイディアが必要です。売り手市場の時代になり、その側面は非常に強くなりました。

  • 最適な広告媒体は何か?(WEB?新聞?地方紙?)
  • 最適な商品は何か?(タウンワーク?バイトル?an?アイデム?)
  • 最適な予算はどのくらいか?(5万円?10万円?100万円?)
  • 最適な原稿は何か?(ストレートに魅力を伝える原稿?奇をてらった原稿?)

など、効果を出すために考えたことは少なくありません。

そうやって作成した原稿が求職者に届き、応募してくれて採用になる。喜びもひとしおでした。

なぜ求人広告の営業を辞めたのか?

本題です。

僕が会社を辞めた理由、それは、妻が妊娠したから。これが一番の理由です。

しかし、これはただのきっかけだったことも否定できません。実は、以前から退職を考えていました。

 

僕は割と物事をドライに考える傾向にあり、

  • 仕事が辛い
  • 残業が多い
  • 給料が安い

などの不満は、「どこの会社で働いても同じくあるだろうなぁ…」と思っていました。

ですので、こんなネガティブな理由で退職したわけではありません。

実際、引き継ぎをして、送別会も開いてもらい、円満な退職でしたから。

 

僕が会社を辞めようと思った理由は、もっと根本的なところにありました。

それは、営業手法への疑問グローバリゼーションの加速求人サイトの乱立、です。

営業手法への疑問グローバリゼーションの加速については他の記事で書いたので、割愛します。

求人サイトの乱立

売り手市場が拡大する中、1つの大きな問題が起きました。

それは、求人サイトの乱立です。大手の求人サイトの他に、たくさんの求人サイトができたんですね。

人材不足が叫ばれる中、この流れは必然ではあったものの、結果として飽和状態になってしまいました。

 

この一連の流れは、介護業界に新規参入した企業が増えた流れと似ています。違いは、その参入障壁の低さでしょうか。

最近はWEB媒体が中心なので、変な話、ワードプレスで求人サイトを作って参入することもできますから。

求人サイト乱立による弊害

求人サイトが乱立した結果、ただでさえ採用が難しい人材業界に逆風が吹きました。

いや、大手の求人サイトへの逆風と言った方が正確でしょうか。

僕は、大手求人サイトの拡販に注力していたので、その影響は肌で感じていました。

 

求職者はどこで仕事を探そうが関係ありませんし、より魅力的な仕事の探し方ができる求人サイトを利用したくなるのは当然です。

しかし、ただでさえ効果不調なのに、たくさんの求人サイトができてしまうと、効果が分散してしまいます。

求職者も何の求人サイトを利用すればいいか混乱してしまいます。

東京での人材ビジネスはつまらない

人材ビジネスが急速に変化するのを目の当たりにし、僕は「東京での人材ビジネスはつまらない」と思いました。

少ないパイを奪い合うような構図になっているのに、企業の人材不足を本気で解決しようとしている営業が何人いるかも不思議ですし。

 

離職率が高い業界なので、それほど新人の比率も多いです。そして、その新人はまず、売り上げるために頑張ります。

そう、営業職の嫌いなところでもあるんですが、売り上げるために頑張るんです。

そりゃあ、企業の本質的な課題を解決できませんよ。まずは、企業の人材不足を解決できるように頑張らなきゃ。

人材ビジネスは儲かる

これは何も新人だけの話ではありません。

求人サイトの乱立の要因でもありますが、人材ビジネスは儲かるんですよ。だって、人材不足ですもん。

「人が足りてないけど、まぁいっかぁ!」なんてわけにはいきません。どうにかして人を採用しなくては。

だから、企業はいろんな求人媒体に広告を掲載するし、高いお金をかけます。新しい求人サイトも試したくなります。

求人サイトも乱立するわけです。

だから僕は地方に来た

だから僕は地方に来ました。

今はまだ青森の土地に慣れている段階ですが、こっちの企業の人材不足の状況も知りたいし、将来的には大手の求人サイトも流行らせたい。

需要があれば、自分で求人サイトを運営するのも面白そう。

マーケットを作るのは大変だから、まずは啓蒙活動か。

一般的にブラックと言われている業界で働いていたので、最終的にはどんな仕事でもいいかなと思ってたりもするんですけどね。

 

今はいろんな投資をしている段階ですが、子どもが産まれてからはリスクをとれそうにないので、この半年が勝負です。

たくさん失敗して、成長していこうと考えています。

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