定期券(Suica)の解約について聞いた時、「へぇ〜」ということがあったので、豆知識としてご紹介します。
同じケースでお困りの方の参考になれば嬉しいです。
Suicaについて
その前に、定期券の解約とつながる内容もあるので、Suicaについて少しお話しします。
まず、Suicaとは。
Suica(スイカ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京モノレール・東京臨海高速鉄道等で導入されている共通乗車カード・電子マネーで、JR東日本の登録商標である。 日本鉄道サイバネティクス協議会が策定したサイバネ規格に準拠しており非接触型ICカードシステムにはFeliCaの技術が用いられている。
とても小難しく説明されてますね。
簡単に言うと「プリペイドカードのように必要な金額だけチャージして切符の代わりに使えるカード」です。
対応してるコンビニやスーパーで電子マネーとしても使えます。まぁ、ここら辺は当たり前の情報ですが。
- Suica購入には500円がかかる
- Suicaを解約すると500円が戻ってくる
- 西日本(関西や東海地方や九州など)でも普通に使える
も、よく知られている情報だと思います。
しかし、
- 地下鉄や私鉄などで履歴を印字すると20件の履歴しか印字できない
- コンビニやスーパーでSuicaを使うと「物販」として履歴が残る
などの情報は、あまり知らない方も多いのでは?
特に履歴に関しては、ストックできる情報に限度があるので気をつけてくださいね。
定期券の解約ルール
さて、本題です。
途中解約でお金が戻ってくるのは知ってますよね?では、どういうルールがあるかまで知ってますか?
これは意外にわかりづらい内容なので、例をあげて説明してみます。
例)9月2日〜12月1日(3ヶ月間)で定期券を購入した場合。
- 10月15日に解約→1ヶ月分(3ヶ月分の料金の3分の1)の料金が戻ってくる
- 10月1日に解約→2ヶ月分の料金が戻ってくる
- 10月2日に解約→1ヶ月分の料金が戻ってくる
となります。
定期券のシステム上、1ヶ月で購入した場合は、購入日の翌月の次の日が期限日になります。
そして、定期券の解約には、日割り計算という概念がありません。つまり、解約日が1日ずれただけで1ヶ月分損するケースもあるのです。
これは、先ほどの3つの例からも何となく分かってもらえると思います。
定期券の解約については、シビアに考えている会社もありますので注意したいところですね。
お金はどうやって戻ってくるの?
さて、解約ルールについてお話ししましたが、実際にお金はどのように戻ってくるのでしょうか?
正解は「現金で購入した場合は現金で戻ってくる。クレジットカードで購入した場合はクレジットカードにお金が戻ってくる」です。
具体的なお金の戻り方はこんな感じ。
- 定期券代として会社からお金が支給されて、そのお金で定期券を購入した→現金
- 会社がクレジットカードで定期券を購入した→クレジットカード
- 定期券代として会社からお金が支給されているが、自分のクレジットカードで定期券を購入した→クレジットカード
購入した方法によって変わるんですね。
また、「元々自分が買ったSuicaが定期券になった」という人も多いと思います。
そのSuicaを解約する場合は、
- 定期券代だけ戻ってきてSuicaはそのまま使える方法
- 定期券代とSuica購入分の500円とチャージ分が合算されて戻ってくる方法(Suicaも返却する)
の2パターンがあります。
(※どちらも手数料220円がかかります)
「チャージした分はどうなるの…?」なんて心配もいらないですね。
意外に知らないSuicaの解約についてのルール。参考にしていただければ嬉しいです!