「転職は難しい」は過去の話。もっとワガママに転職しよう。

  • 残業が多い
  • 休みが少ない
  • 給料が安い

などのネガティブな理由で始めるイメージのある転職活動。

「何年も頑張って耐えたけど、もう無理…」みたいな人が多そうですよね。

そして、「給料はストレスの対価」「仕事は辛いのが当たり前だ」みたいな意見も多いと思いますし、それが正義だと信じている方も相当数いると思います。

ただ、それはもう過去の話。

最新のデータによると、多くの方は「ワガママ」な理由で転職しているそうですよ。



「会社の将来性が不安」ではないけど会社を辞める

その最新のデータがこちら。

転職サイト「DODA」を運営している人材業界大手のパーソルキャリア(旧:インテリジェンス)がまとめたものです。

参考転職理由ランキング<最新版> 総合

このデータを見て読み取れることはいくつかありますが、注目すべきはやはり、ネガティブな理由での転職者がどんどん少なくなっていることでしょう。

特に、「うちの会社大丈夫かよ…めっちゃ心配だから早く転職しなくちゃ…」という方が少なくなっていますが、これはつまり「会社の将来性は不安視してないけど転職したい」という方が増えているわけです。

すごく前向きな気持ちになりませんか?

「まぁ、今の会社も悪くないけど、他に良い会社があるはずだし転職活動しよう」みたいな方が多くいるんです。

「ほかにやりたい仕事がある」という前向きな理由が1位になったのも、そういう背景があるのでしょう。

給料はもっともらいたいけど、残業はしたくないし、ちゃんと休みたい

そして、もう1つ重要なのは、

  • 給与に不満がある
  • 残業が多い/休日が少ない

といった理由で転職する方が年々増えていること。

というのも、気になってそれぞれ関連資料をチェックしてみましが、実は、昔に比べてものすごく不満になる要因かというと、そうでもないんですよね。

給与に関しては、リーマンショック・大地震などの未曾有の大災害が影響しているとも言えるので納得できます。

参考民間給与実態統計調査結果

そして、もう1つの残業時間と休日。これに関しては、昔に比べて労働時間が減っていることがわかります。

昔の人よりも残業してないし、休めているわけです。

参考総実労働時間の推移

参考6万人の社員クチコミによる「平均残業時間推移」

それなのに、「給与安いし、残業多いし、休めないし、マジ最悪。会社辞めよう」と転職している人が増えているこの時代。

これは一体どういうことなんでしょうか?今の若者がだらしないのでしょうか?

良い意味で「ワガママ」になっている

1つ間違いなく言えることは、今の労働者は良い意味でワガママになっているということです。

それは、冒頭のデータを見てもわかりますよね?

そして、なぜワガママになれるのかと言うと、理由は単純で「売り手市場」だからです。

簡単に言うと、会社よりも仕事を探す人の方が有利な時代だということ。

昔は「お前はクビだ」「給料を下げるぞ」「仕事を辞めて困るのはお前だぞ」みたいなことを言える時代だったのかもしれませんが、今は逆です。

簡単に「辞めます」と言えるし、辞めても簡単に次の仕事が見つかるし、人手不足で困っているのは会社です。

その結果、働き方はどんどん改善され、人手不足は労働力以外の方法で解決しようとし、昔は当たり前だったことが異常になりました。

そんな時代に、残業が少なくて給与が良い会社が他にあればどうですか?転職したいと思いませんか?

つまり、ワガママな理由で転職する人が増えたのは不思議なことではなく、むしろ、当然のことなんです。

まとめ

「転職って難しいよね…」と、何も行動せずに今の会社で働くのが悪いことではありませんが、「不満を抱えながら働くぐらいならサクッと転職すればいいんじゃない?」とは思います。

  • 自分で仕事を探せる上に、企業からスカウトメールが届くリクナビNEXTのような無料の転職サイト
  • プロに転職活動を支援してもらえるリクルートエージェントのような無料のエージェントサービス

などを利用すれば簡単に転職できるので、まずは、今よりも良い条件で働ける仕事があるかどうか探すところから始めてみてはいかがですか?


カテゴリー:就職・転職ノウハウ

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