数年前から勃発している、【タクシー業界&ホテル・旅館業界】VS【ウーバー&エアビー】の対立はいつ終わるんでしょうか?
「白タク行為だ!」「法律に抵触しているんじゃないの?!」などと、ウーバーとエアビーに対する反発はいまだにあります。
いや、いまだにあるというか、以前より現実味を帯びてきた今がピークなのかもしれませんね。
しかし、その反発している姿を見るたびに思うことがあります。
その反発は強い信念なの?ただの時代錯誤なの?
ウーバーとエアビーアンドビー
本題に入る前に、念のためウーバーとエアビーについてご紹介します。
Uber(ウーバー)とは?
Uber(ウーバー)とは、アメリカ合衆国の企業であるウーバー・テクノロジーズが運営する、自動車配車ウェブサイトおよび配車アプリである[1][2]。現在は世界58カ国・地域の300都市で展開している[3][4]。Uberは2009年3月にトラビス・カラニックとギャレット・キャンプにより設立。2015年の予約売上は108億4000万ドル(約1兆3000億円)と推定されている。
概要
特徴としては、一般的なタクシーの配車に加え、一般人が自分の空き時間と自家用車を使って他人を運ぶ仕組みを構築している点で、顧客が運転手を評価すると同時に、運転手も顧客を評価する「相互評価」を実施している。世界では、タクシーにおいて「領収書を発行しない」「タクシーメーターを倒さず、法外な料金を請求しボッタクる」といった問題が多く起こっていることから、これらの問題を回避し、さらに車両オーナーにとって「簡単な小遣い稼ぎ」ができる点が受けている[5]。しかし、既存のタクシー業界からの反発も根強く、訴訟や運輸当局から営業禁止命令を受けた国、地域もある。
日本では、2013年11月より台数限定でのトライアルサービスを行い、2014年8月より東京都内全域で本格的にタクシーの配車サービスを開始[6]。2015年2月には、福岡市において諸外国同様に一般人が自家用車で運送サービスを行う「みんなのUber」のテストを開始するが、国土交通省から「自家用車による運送サービスは白タク行為に当たる」として、サービスを中止するよう指導が入り、同年3月にサービスを中止した[5][7]。
2015年10月4日、リサイクル可能な衣類を回収して東北に届けるというチャリティーイベント「UberRECYCLE」を開催した[8]。イベント期間中、対象エリア内でウーバーのアプリを開くと、配車に加え「RECYCLE」メニューが出現し、前日に講習を受けてドライバーアプリをインストールしたボランティアドライバー(一般人)が自家用車で向かい、衣類を回収するというもので、ウーバードライバーの体験ができた[9]。同年10月20日、国家戦略特区諮問会議で、安倍晋三首相は「過疎地などで観光客の交通手段として、自家用自動車の活用を拡大する」と述べ、一般の人が自家用車で有償送迎する「ライドシェア(相乗り)」を可能にする規制緩和を検討するよう指示した[10]が、対象は地方を中心とする国家戦略特別区域であるため、日本で一般ドライバーによる、本来のUberサービス開始時期は未定である[9]。
2016年5月25日、トヨタ自動車とライドシェア領域における協業を検討する旨の覚書を締結した[11]。引用:ウィキペディア
Airbnb(エアビーアンドビー)とは?
Airbnb (エアビーアンドビー)とは、宿泊施設・民宿を貸し出す人向けのウェブサイトである[1]。世界192カ国の33,000の都市で80万以上の宿を提供している[2][3]。2008年8月に設立され、 サンフランシスコに本社を置き[4]、非公開会社Airbnb, Inc.により所有、運営されている。
Airbnbは、休暇の宿泊を目的とした、スペースを借りているユーザー(ゲスト)と、借りたい物件を持つユーザー(ホスト)を接続するオンライン市場である。利用者は「ホスト」と「ゲスト」どちらも色々な手段でAirbnbに登録する必要がある。有効な電子メールアドレスおよび有効な電話番号が最初にウェブサイト上で独自のユーザプロファイルを作成するための唯一の要件であったが、2013年4月の時点で、政府が発行する身分証明書のスキャンが必要となっている[54]。
登録と予約
Airbnbを使う物件登録は無料である。ユーザーは、物件の詳細をフォームに記入する。変更は後日行うことができる。ユーザーが公開準備完了するまでは、物件は公表されない。価格設定は、ユーザが決定することができる。ユーザーは、夜毎、週毎、月毎だけでなく季節により異なる価格を設定できる。ユーザーは、物件を広告する「タイトル」と「説明」の節を使用できる。彼らはハウスルールや居住地に関するその他の事柄を記述できる。ユーザーは物件の写真を24枚まで公開することができる。Airbnbは、限定サービスとして、記載されている地域のほとんどで無料でプロの写真撮影のサービスを提供している。 [要出典] プロファイルではゲストがユーザーについて細かく調べることができる。この節では、自分が何者であるか、また、宿の哲学を掲載できる[59]。
セキュリティ
Airbnbのユーザープロファイルには、リコメンド、レビュー、およびAirbnbプラットフォーム内で、信頼性の高いオンラインの評判を構築するためのレーティングがある。さらに、プライベートメッセージングシステムを予約と予約受付の前に、個人的にメッセージを互いに送ることができるチャネルとして提供している[65]。ホストは、予約を受けることを強要されない[66]。ゲストがチェックアウトした後、ホストとゲスト双方は、オンライン市場eBayや配車アプリUberの様に、互いにウェブサイト上の信頼性をレビューする。
Airbnbは、チェックイン24時間後にゲストからホストへの決済取引を実施する、セキュリティペイメント機能によるオンライン決済 を提供している[67]。この手順は、ゲストへの保証を提供し、支払いを処理する前に、ホストのキャンセルポリシーを維持するのに役立っている。
引用:ウィキペディア
「私たちの仕事がなくなるから困るよ〜」と言ってるようなもの
さて、本題に入りましょう。先述の通り、ウーバーとエアビーのビジネスは、タクシー業界やホテル・旅館業界のビジネスと競合しています。
しかも、極端に言ってしまえば、タクシーやホテル・旅館が必要なくなってしまうほど素晴らしいビジネスモデルです。
「ユニコーン企業」と呼ばれるほど企業価値が高いことからも、それがお分かりいただけるはずです。
しかし、淘汰されてしまう側からすれば、「じゃ、これからよろしくね!」なんて言うことはできません。
民間企業同士の客の奪い合いに、「一般人を味方につけた企業」が参加するんですもの。競争が激化してしまうことは火を見るよりも明らかです。
それを避けようと、タクシー業界やホテル・旅館業界が「白タク行為だ!」とか「法律に抵触している!」とか叫んでいるのですが…
ただのワガママのように見えてしまうのは僕だけでしょうか?
強者だけが生き残る世界
いちゃもんつけて自分たちの身を守り、出る杭を打って、ふんぞり返っていては意味がないですよね。
「私たちの仕事はどうなるんだ!」って言ったところで、それが必要ないのであれば、ただの時代錯誤です。
- 形を変えて進化する
- うまく共存する
- 潔く退く
選べる選択肢はそんなもんです。強者だけが生き残る世界です。地方のコンビニも潰れてますよね?
これは何も、タクシー業界やホテル・旅館業界に限った話ではなく、他の業界でも同じことが言えます。
- ガソリン車がなくなる→ガソリンスタンドが必要なくなる
- ホームページ作成サービスが普及する→ホームページを作成する会社が必要なくなる
- Botが質問に答えたり、クレーム対応してくれる→カスタマーセンターが必要なくなる
「仕事がなくなって困る人がいる」という理由で、いちいち「待った」をかけてどうするんですか?それはただの怠慢ですよ。
僕たちは新しくて良いものを求めている
僕たちは、常に新しくて良いものを求めています。でなければ、人工知能のニーズなんて全くありません。
新しいOSでバグが見つかるように、このような新しいサービスにもバグはあるかもしれません。
しかし、その利便性に目を背けて、バージョンアップもせず、バグの問題性だけを指摘するのは意味がないと思いませんか?
そして、もっと言えば、ウーバーやエアビーのサービスこそ、地方で必要とされるはずです。
- 免許を持っていない若者の地方移住
- 都市部・海外から地方への旅行
タクシーを呼ぶのにもお金がかかり、だだっ広い家の一室を持て余し、本当に必要なものが普及しない。
「儲からなくて困るので、新しくて良いものを普及させないでください。私たちの生活はどうなるんですか?」
そんなワガママを言うくらいなら、早く進化した方がいいと思うんですけどね。
みなさんはどう思いますか?