2017年4月から予定されている消費増税。
熊本の地震を未曾有の大災害として政府が認識しているかは定かではありませんが、現時点では増税に踏み切るとみられています。
そして、その際に、低所得者対策として適用されるシステムにも注目しなければいけません。以前ブログにも書いた「軽減税率」のことです。
https://moriawase.net/keigenzeiritsu
「通常10%の消費税がかかるが、テイクアウトの商品などは現行の8%の消費税でOK」軽減税率についてざっくりと説明するとこんな感じです。
例えば、マクドナルドの場合。
- 500円のハンバーガーを店内で食べる(イートイン)→550円
- 500円のハンバーガーを持ち帰って家で食べる(テイクアウト)→540円
- 500円のハンバーガーをテイクアウトとして買って店内で食べる→540円
先ほどのブログで他のケースについても紹介しているので、チェックしてみてはいかがでしょうか?
現行のレジから軽減税率対応のレジに変えなければいけない
この軽減税率がスタートする前に、お店側は新しいレジに変える必要があります。
カフェ・ファーストフード・酒屋・コンビニ…など、レジを変える必要がある企業(お店)はたくさん。
「これは店内で食べて、これは持ち帰って…」のようなケースだと消費税の計算が面倒ですもんね。
でも、「軽減税率スタートするから、レジ新しく買ってねーよろしくー」と言われても困ってしまいます。
お金もかかるし、データの管理方法も変わるし、スタッフへの説明もあるし、何かと面倒…特に、導入するための費用は馬鹿にできません。
そんな企業の負担を軽減してくれるのが「軽減税率対策補助金」という制度。
軽減税率対策補助金とは?
「軽減税率対策補助金」とは、企業が新しくレジを買ったり、既存のレジを改修するための費用を補助してくれる制度です。
これにより、導入の負担がかなり減ります。具体的な補助額は以下の通り。
- レジ1台20万円まで
- 複数のレジを導入する場合は1事業者あたり200万円まで
まぁ、このくらいはしてもらわないと割に合いませんよね。
そして、この制度、実はレジの周辺機器(付属機器)購入の補助もしてくれます。
- バーコードを読みとる機器(バーコードリーダー)
- 電子マネーを使えるようにする機器(電子マネーリーダー)
- クレジットカードを使えるようにする機器(クレジットカード決済端末)
- レシートを印字する機器(レシートプリンタ)
これを見て僕は思いました。
「だったら、費用がかからないiPadのPOSレジアプリを導入して、周辺機器を買いまくればいいんじゃない?」と。
軽減税率対策補助金が使えるiPadのPOSレジアプリ「ユビレジ」
まぁ、そんなアプリあるはず…あったー!軽減税率対策補助金が使えるiPadのPOSレジアプリがありましたよ!
このアプリ、かなり優秀なんですよ。「できないことって何?」というレベルです。
だって、クレジットカードも使えるし、レシートの印字もできるし、様々な外部アプリと連携できるんですもの。
連携すると便利なアプリ(サービス)
「これと連携すれば便利でしょ!」という主なアプリ(サービス)がこちら。
- FlickOrder
- StockScan
- ユビレジ for Salesforce
- 楽天スマートペイ
- スーパーデリバリー
- freee(フリー)
- Coiney
- GMO Pallet
- 食べログPay
- 楽天ポイントカード
- MFクラウド会計・確定申告
FlickOrder
FlickOrderは、ユビレジと組み合わせて使う、オーダーエントリーシステムです。お客様の注文を、素早く正確にキッチンに届けます。お会計はそのままユビレジで。
引用:https://ubiregi.com/ja/integrations
StockScan
在庫管理にはStockScanを使いましょう。ユビレジと連携して動作するこのサービスを使えば、効率的な在庫管理が可能です。商品マスタが一元化され、さらに販売された商品の記録も自動で共有されます。
引用:https://ubiregi.com/ja/integrations
ユビレジ for Salesforce
ユビレジ for Salesforceは、より高度な売上分析アプリケーション開発のためのプラットフォームです。 ユビレジの売上データをSalesforceに転送し、force.comで開発されたアプリケーションとの連携を助けます。
引用:https://ubiregi.com/ja/integrations
楽天スマートペイ
楽天スマートペイを使うとクレジットカード決済をiPadだけで受け付けることができます。ユビレジと連携して動作するので、カード決済が一番スムーズに処理できます。
引用:https://ubiregi.com/ja/integrations
スーパーデリバリー
スーパーデリバリーはファッション&雑貨の卸・仕入れサービスです。ユビレジとの連携を設定すると、仕入れた商品が自動でユビレジの商品マスタに登録されます。
引用:https://ubiregi.com/ja/integrations
freee(フリー)
freee(フリー)はクラウド型の全自動会計ソフトです。ユビレジとの連携により、売上高や入金の登録が自動化されます。決算書や申告書の作成まで、自動で処理されるようになります。
引用:https://ubiregi.com/ja/integrations
Coiney
CoineyはiPadなどのタブレット端末やスマートフォンを使用して、クレジットカード決済を受け付けるサービスです。コンパクトなCoineyリーダーを接続したiPadとインターネット接続があれば、どこでもカード決済を受け付けることができます。
引用:https://ubiregi.com/ja/integrations
GMO Pallet
GMO Palletとユビレジを組み合わせて、スマートフォンでの支払いを処理することができます。GMO Palletは、お客様のスマートフォンにインストールする専用アプリでお店に「チェックイン」することにより、現金やカードを使わずにお支払いを処理できるサービスです。
引用:https://ubiregi.com/ja/integrations
食べログPay
食べログPayとユビレジを組み合わせて、クレジットカードの支払いを処理することができます。食べログアカウントを使ってすぐに申し込みができる食べログPayは、iPadなどのタブレット端末またはスマートフォンでカード支払いを処理できるサービスです。
引用:https://ubiregi.com/ja/integrations
楽天ポイントカード
楽天ポイントカードは、楽天が2014年に開始した共通ポイントサービスで、楽天ポイントの利用が実際の店舗でできるようになります。ユビレジとの連携機能により、ポイントの処理がレジから簡単に操作できるようになります。
引用:https://ubiregi.com/ja/integrations
MFクラウド会計・確定申告
MFクラウド会計・確定申告は青色申告や確定申告、法人の会計処理がより簡単になるクラウド会計ソフトです。ユビレジと連携すると、売上データが毎日自動で取り込まれ、面倒で難しかった確定申告や会計・経理業務を自動化できます。
引用:https://ubiregi.com/ja/integrations
指レジの使い方
どのように指レジを使うのか見てみましょう。まずは、ダウンロード&インストール。
アカウントがある方はログインを。新規の方は会員登録を。その後こちらのホーム画面に移動します。
まずはじめに商品を登録します。カテゴリ追加→商品追加の順に進みます。
こんな感じで保存します。
軽減税率対策として、イートイン用の値段とテイクアウト用の値段を設定しました。
注文されたら商品をタップするだけです。その後、右上の会計へ。
↑左側の画面の操作はこんな感じ。
- スワイプで取り消し
- 商品の右の数字をタップして追加(1→2→3…と増えていく)
- 商品をタップして、値引きの計算や割引の計算
設定で担当者を追加すると「この会計は誰が担当したか」というデータを残すこともできます。
その後は支払い方法を選択。
こちらは現金での支払いの画面。お預かり金額を入力すると、自動でお釣りを計算してくれます。
お金を返したら「会計終了」をタップ。
もちろん、このように履歴も残ります。
周辺機器との連動でこんなに便利に!
ちなみに、先ほどご紹介したアプリ&周辺機器と連動するとこんなに便利なことができます。
- FlickOrderがインストールされたiPhoneでオーダーを取る
- キッチンにあるプリンタが注文内容を印刷
- キッチンの人がそれを見て調理する


https://ubiregi.com/ja/hardware
お金を入れる機器(キャッシュドロア)とレシートプリンターがセットになった便利な機器もあります。これがあれば十分ですね。


https://ubiregi.com/ja/hardware
まとめ
POSレジアプリ「ユビレジ」はかなり良さそうなアプリですね。
iPhoneもiPadも安く手に入るものだし、高いお金をかけて業者に頼る必要もありません。
また、iPadの設定→アクセシビリティ→アクセスガイドでレジアプリ以外の操作を制限することもできるので、悪用される心配もありません。
そして何より、災害時でも使えることがポイントです。
東日本大震災や熊本の地震でも、停電でレジが使えず困っているニュースが報じられました。
そんな時も、iPadのアプリであれば問題ありません。オフラインでも使えるし、電池で充電することもできるからです。
インフラが復旧してからデータの集計や管理をしてもいいでしょう。
どうすればコストを抑えながら便利な仕組みを作っていくか。
あらゆるリスクを想定し、どうやってリスクヘッジをしていくか。
そういう時代だからこそ、このようなアプリが必要なのかもしれませんね。