最近、ある友達と数年ぶりに遊んだんですが、友人のある行動により、楽しい場が一転、「すごく居心地の悪い場」に変わってしまいました。
それは、僕に対する「占い」です。
「シェフはこういう性格で〜、こういうことをすると良くて〜」と、勝手に断言されたことに恐怖を感じました。
友達による僕の占い結果
- 人付き合いが良い
- もっと交友関係を広げた方が良い
- 頑固(友達だからいいけど、”芯が強い”とか言い換えた方がいいと思った)
- 体現力がある
- インターネット関係の仕事に向いてる
- 自分の殻に閉じこもるのはダメ
(後述しますが、こういう”誰にもでも当てはまる”結果が占いには多いですよね…)
僕の「占い」に対する考え
まず、大前提として、僕は「占い」が嫌いではありません。テレビの「誕生日占い」で一喜一憂してしまうこともあります。
ただ、「占い」を「人生のレール」にする気は毛頭なくて、占いの結果が良くても悪くても、それを押し付けられるのは正直嫌いです。
占いの種類問わず、そう思っています。
占いの一例
- 生年月日占い
- 血液型占い
- 動物占い
- タロット占い
- 姓名判断
- 手相占い
「バーナム効果」と「確証バイアス」
こういう占いによる決めつけで代表的なのが、「血液型占い」ですよね。
- B型は自己中心的
- O型は大雑把
- A型は几帳面
- AB型は器用
などの情報を引き合いに出して、「あーやっぱり、A型なんだー」「まぁ、あいつはB型だからなー」と決めつける方も多いと思います。
明確な根拠があるかどうかはさておいて、僕はこういう決めつけは嫌いだし、こればかりは参考にもしていません。
「バーナム効果」と「確証バイアス」の側面が強いと思っているからです。
バーナム効果とは?
バーナム効果(バーナムこうか、英: Barnum effect)とは、誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる性格なものだと捉えてしまう心理学の現象。
1956年にアメリカ合衆国の心理学者、ポール・ミール(P.E.Meehl)が、興行師 P・T・バーナムの “we’ve got something for everyone”(誰にでも当てはまる要点というものがある)という言葉に因んで名付けた。アメリカの心理学者バートラム・フォア(en:Bertram Forer)の名をとってフォアラー効果(Forer effect)ともいう。被験者に何らかの心理検査を実施し、その検査結果を無視して事前に被験者とは無関係に用意した「あなたはロマンチストな面を持っています」「あなたは快活に振舞っていても心の中で不安を抱えている事があります」といった診断を被験者に与えた場合、被験者の多くが自分の診断は適切なものだと感じてしまうが、この現象を「バーナム効果」と呼んでいる。引用:バーナム効果
確証バイアスとは?
確証バイアス(かくしょうバイアス、英: Confirmation bias)とは、認知心理学や社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。認知バイアスの一種。また、その結果として稀な事象の起こる確率を過大評価しがちであることも知られている。
引用:確証バイアス
友達「占いは統計学だから〜」
みなさんの周りにもいません?こういう「占いを絶対的なものと信じている人」。僕からすると、もはや、占いという宗教を信仰する「信者」に見えます。
別にそれを否定するつもりもないし、決めつけを上手くスルーすればいいだけの話なんですが、「占いは統計学だから〜」と言われると困るんですよね…否定すると怒ると思うし…
占いを参考にしている人 | 占いを絶対視している人 |
統計学って言われても、それが絶対というわけではないからさ…。統計は「個人の経験」という情報もあるし… | 占いは統計学なんだから、非科学的・オカルトじゃないよ。占いの結果、だいたい当たっているでしょ? |
プロの占い師に占ってもらったことはないんですが、占い師って、みんなこんな感じなんでしょうか?
まとめ
占いを信じる・信じないは自由ですが、それを押し付けるのはダメだと思うんですよね。
少なくとも僕は、「占いによると、シェフはこういう人らしいよ。あくまで”占い”だから、参考までにね」という言い方をして欲しいです。
的確に当たると評判の占いでもあったら誰か教えてください:D
(`・ω・´)ゞ