そういえば、このセリフはよく言われましたね。
「応募あったけどさぁ…これサクラでしょ!本当にやめてよ!」
…そんなわけないのに。
サクラとは何か?
新聞でも、WEBでも、折り込みチラシでも、よくあるのが「サクラを使っているのではないか?」と疑われること。
サクラとは、公演主催者や販売店に雇われて客の中に紛れ込み、特定の場面や公演全体を盛り上げたり、商品の売れ行きが良い雰囲気を作り出したりする者を指す隠語。
つまり、受注した後、結果を出すために、架空の応募をして成果が出たかのようにすることです。
求人広告の営業マンにとって、応募数はかなり重要です。
なぜなら、面接にしろ、採用にしろ、応募がなければ始まらないからです。
いつも1週間で30件の応募がある人気の仕事なんかは別ですが、「1ヶ月掲載しても応募が0件」という求人も少なくありません。
ですので、まずは応募数の増加にコミットする必要があるのですが、応募があっても連絡が取れなかったりするケースも少なくありません。
「この応募があって連絡が取れない」ケースに対し、クライアントは「営業がサクラを使っている」「営業がサクラ」と疑ってしまうのです。
サクラは絶対いないと断言できる理由
なかなか採用が決まらなくてイライラしている人事担当。断言しますが、サクラはいません。
…と言っても、こういうクライアントはサクラがいると信じて疑わないんですけどね。笑
なぜ、サクラがいないと断言できるのか。
僕がサクラになったことがなく、サクラを使っている人を見たことがないからではありません。
サクラを使う(サクラになる)メリットが全くないからです。
求人広告掲載のゴールは「採用」です
「いやいや!応募がたくさんあるかのように見せかけて、また受注したいからでしょ!」
こんなことを思うかもしれませんが、何を言っているか全く分かりません。
面接数・採用数の増加に必要なことは応募数の増加ですが、ゴールは「採用」ですよね?
いくら応募があっても、採用が決まらなければ意味がないし、「応募たくさんあったよ!ありがとう!」なんて感謝されることはありません。
僕らが感謝されるのは、「良い人採用できたよ!ありがとう!」という時です。
信用問題にもなりかねない行為なのに、わざわざ応募数を稼ぐためにサクラを使うメリットはないのです。
「サクラ」はデメリットしかないことを冷静に理解してください
賢明な人事担当者は理解していただけたはずですが、サクラはいません。
応募が増えて感謝されることも、直接的な評価につながることも、今後の取引につながることもありません。
むしろ、デメリットしかありませんよ。
- 商品・メディアの価値が下がる
- 正確なデータが抽出できない
- 時間がかかる
- 発覚した時の信用問題に関わる
こんなリスクを抱えてまで、サクラを使いますか?
そんなことする意味が全くありません。どうせサクラを使うなら、それなりのメリットがなければ。
1件の応募に喜んだり、悲しんだりするのは、営業も同じです。
原因は悪質なユーザーであり、対応が悪い人事担当なのです。
(ここら辺はまた別記事で)
なんでこんなに熱弁しているのか、自分でも意味が分かりませんが、とにかくサクラはいません。
どうか、営業マンと二人三脚で良い採用活動を展開してください。