地方ではまだまだ「生活必需品」の車ですが、地方都市を含めた「都市部」では車を所有せずに生活することができます。
地域によって格差は当然あると思いますが、僕が移住先に選んだ宮崎市の中心市街地なんかは「なんでこの都市レベルで車が必需品という認識なんだろう…?」と不思議に思うほど。
で、こういう都市部に住んでいると活躍するのが、今回ご紹介するカーシェアリング(カーシェア)です。
カーシェアリングとは?
カーシェアリングとは、文字通り「車を共有する」サービスのことです。
自分で車を所有(維持)する必要はなく、スマホのアプリなどで予約をすれば自分の好きなタイミングで車に乗ることが可能。
その車を所有しているのは大手の民間会社であり、要は、民間会社が所有している車を好きな時に借りて乗れるのがカーシェアリングです。
感覚的には「マイカー」と「レンタカー」の中間に位置するようなサービスで、想像に難くないと思いますが、使い方次第では車を所有しているほどの利便性を維持することも可能だったりします。
大手民間会社
シェアNo.1はタイムズ24株式会社が提供している「タイムズカープラス」。
(黄色い看板の駐車上を良く見かけますね?)
車に乗れる拠点(ステーション)はダントツで多く、全国の主要都市に存在します。
ライドシェアとは異なるサービス
ちなみに、車を共有するサービスと言えばUber(ウーバー)を思い浮かべると思いますが、ウーバーは個人間の相乗りを目的とした「ライドシェア」であり、一般的にはカーシェアリングとは異なるサービスです。
メリット
では、そのカーシェアのメリットについてもう少し掘り下げてみましょう。
維持費がかからない
- 車の購入代金
- 税金
- 駐車場代
- 保険料
など、マイカーを所有する場合、まったく乗らなくても維持費がかかるものですが、カーシェアリングの場合は基本的に維持費がかかりません。
(中には月額料金がある会社もありますが、実質的に月額料金無料になると考えてOKです)
しかも、基本的にはガソリン代や保険料も利用料金に含まれているので料金体系は非常にシンプル。
このように利用した分だけお金を払うことになります。
- 「基本料金」×「時間」+「オプション(任意)」
- 「パック料金」+「オプション(任意)」
全国にある何万台もの車を利用できる
ほとんどの場合、マイカーは一台しか所有できませんが、カーシェアリングを利用すれば、全国にある何万台もの車があなたの「マイカー」になります。
今日は都内にあるアクアに、明日は大阪にあるプリウスに…と、DVDを借りるような感覚で車に乗れます。
移動が多い方はもちろんのこと、長年連れ添うパートナーを真剣に選びたい方にも最適なシステムです。
気軽に退会(解約)できる
マイカーを手放すとなると手続きが面倒ですが、カーシェアの場合は車を所有していないので手続きが非常に簡単。
何かしらの有料サービスを解約するくらいのテンションで退会できます:)
デメリット
一方、デメリットも少なからずあります。
自分の好きなタイミングで必ず借りれるわけではない
車をシェアするので当然ですが、
- 繁忙期で空いている車がない
- 乗りたい時間だけちょうど借りれない
など、自分が乗りたい時に必ず乗れるわけではありません。
そこら辺を理解して、上手にスケジューリングしたり、他の交通手段を活用すれば問題ありませんが、突発的に車に乗りたくなる方には不向きかもしれません。
ステーションが近くにないと不便
良くも悪くも「マイカー」のように利用できるので、ステーション(車に乗れる拠点)が家の近く(カーシェアを利用したい場所の近く)にないと普通に不便です。
レンタカーであれば乗り捨て(借りた場所とは違う場所に返却)できますが、カーシェアは基本的に借りた場所に返却しなければいけないからです。
どこまで近ければいいかは人それぞれですが、個人的には徒歩10分以内にステーションがなければ利用したくないですね。。
まとめ
主要都市はもちろんのこと、地方都市でもカーシェアリングは非常に便利なサービスです。
今のところ、拠点数の多さから「タイムズカープラス」を利用するのがベストな選択肢だと思いますが、競合他社のサービスと併用することで利便性が高くなるので、組み合わせて使うのも良いかもしれませんね。
以上、参考にしていただければ嬉しいです:)