長かったスマホの業界研究…今回で終わりです!
これまで、アップルやサムスンなどの主要大手販売メーカーはもちろんのこと、スマホの部品関連メーカーについても深く勉強してきました。
過去記事はこちら。
- 世界のスマホメーカーのシェア・ランキング!Appleは何位?
- スマホのタッチパネル関連メーカー!(カバーガラスなど)
- スマホの液晶パネル関連メーカー!(偏光板・ガラス基板など)
- スマホのバックライト関連メーカー!(LED・反射板など)
- スマホの多層基板関連メーカー(フラッシュメモリーなど)
iPhoneの有名な部品メーカーである村田製作所の他にもたくさんの企業がありましたね。
今回はスマホの本体ケースや小型スイッチ、バイブレーターなどのメーカーが登場します。
おなじみの企業はフォックスコンでしょうか。一緒に勉強していきましょう!
参考にする本はこちらの業界地図!
ウィキペディア先生に補足してもらいながら進めていきましょう!
早速始めます!

引用:日経業界地図 2016年版35ページ
本体ケース
主な企業はこちらの1社。
- フォックスコン・テクノロジー(台)
フォックスコン・テクノロジー
フォックスコン・テクノロジー・グループ(英語: Foxconn Technology Group、鴻海科技集団 / 富士康科技集団)は、電子機器の生産を請け負う電子機器受託生産 (EMS) では世界最大の企業グループである。中華民国に本社を構え、生産拠点は主に中華人民共和国にある。
デルやヒューレット・パッカード、アップルといった大手メーカーに、マザーボードや各種コネクタをはじめとした各種パーツのOEM供給、筐体の組み立てを行っている老舗として世界規模の市場では名高い。近年、アップルからの委託で携帯端末であるiPhoneおよびiPad、ヤフーBBからの委託で、モデムの生産を行っている。
グラフィックボード分野においては、LEADTEK社と協業しておりWinFastブランドを提供している。
多くの企業と提携し、従業員は18から25歳を中心に、およそ80万人を抱え[2]、そのうち54万人が中国における従業員である。さらにiPad・iPhoneの売れ行きが好調なことから、生産能力を賄うため中国内陸部における従業員数をさらに40万人ほど増員する予定もある[3]。その膨大な従業員数ゆえ、工場一帯は生産設備以外にもカフェテリアや娯楽施設を有し、さながら小都市の様相を呈している。
引用:ウィキペディア
マイクロSDカード
主な企業はこちらの3社。
- 東芝
- パナソニック
- サンディスク(米)
どれもこれまでに登場した企業ですね!改めて紹介します!
東芝
株式会社東芝(とうしば、英称:TOSHIBA CORPORATION)は、大手総合電機メーカー。大手電機8社(日立製作所、パナソニック、東芝、三菱電機、ソニー、シャープ、NEC、富士通)の一角。重電8社(日立製作所、東芝、三菱電機、富士電機、明電舎、日新電機、ダイヘン、東光高岳)の一角。また、大手重電3社(日立製作所、東芝、三菱電機)の一角。半導体メーカー国内最大手。売上高で、日立製作所に次ぐ総合電機メーカー第2位。2016年度に総合電機の看板を下ろすことが決定した。
2015年に発覚した不正会計事件を引き金に、2016年現在は経営危機に陥っており、1万人の人員削減や不採算事業撤退といったリストラを行っている。不採算事業である家電、パソコン、汎用半導体からはほぼ撤退し、発電などの「エネルギー事業」と、フラッシュメモリの「ストレージ事業」に注力する方針であると報道されている[2]。経営再建の切り札として、医療機器事業がキヤノンに売却された。しかし、年度内に売却資金を得るために急遽利用した売却スキームが脱法行為ではないかと問題視されている[3]。また、家電部門は中国の美的集団に売却され、パソコン部門は切り離しVAIOに統合する協議が進められている。こうして、総合電機メーカーとしての看板を下ろすこととなった。
引用:ウィキペディア
パナソニック
パナソニック株式会社(Panasonic Corporation)は、大阪府に本社を置く大手総合電機メーカーである。パナソニックグループの事業持株会社として、三洋電機・パナホームなどを傘下に持つ。
世界的な巨大電機メーカーである。大手総合電機メーカー8社(日立製作所、パナソニック、東芝、三菱電機、ソニー、シャープ、NEC、富士通)のうちの一社。
引用:ウィキペディア
サンディスク(米)
サンディスク(英: SanDisk Corporation、NASDAQ: SNDK)は、アメリカ合衆国に本拠地をおく、メモリー製品を中心に製造を行う企業である。1988年にイーライ・ハラリ(Eli Harari)を中心とした不揮発性のメモリを専門とするチームによって設立された。1995年11月にNASDAQに上場し、株式会社となり、2005年には売上高23億ドルまでに成長した。
東芝と共同で投資を行った、三重県四日市市の「四日市工場」でフラッシュメモリの製造を行っている。
コンパクトフラッシュ、SDカード、メモリースティック Proなど、フラッシュメモリーにて数々の特許を生み出した企業である。
フラッシュメモリーチップは、すべて三重県四日市の工場(東芝と共同出費)で作っている。ちなみにパッケージにMade in Chinaと書かれているが、それは組み立て、パッケージングを上海市の自社工場で行っているためで、フラッシュメモリーチップ自体はMade in Japanである[2]。
2015年10月21日、ウェスタン・デジタルがサンディスクを190億ドルで買収すると発表。東芝との提携関係は維持される[3]。
引用:ウィキペディア
コネクター
主な企業はこちらの6社。
- SMK
- ヒロセ電機
- ホシデン
- 鈴木
- 日本航空電子工業
- パナソニック
パナソニックは割愛します!
SMK
SMK株式会社(えすえむけい、SMK Corporation)は、東京都品川区に本社を置くコネクタ、スイッチ、リモコン、プラグ、ジャック、電源部品、ターミナル、RFユニット、コントロールパネル、タッチパネル、通信モジュール、カメラモジュールなどを製造、販売している企業である。
引用:ウィキぺディア
ヒロセ電機
ヒロセ電機株式会社(ひろせでんき)は、東京都品川区に本社を置くコネクタを製造、販売している企業であり、この業界では世界トップメーカーである。コネクタ業界国内最大手。東京証券取引所一部上場。
主力商品は携帯電話向けのコネクタで、ノキアやモトローラへも商品を納入している。売上に占める構成比は約3割[1]と、利益率は非常に高い。
また、ヒロセ電機はカーナビゲーションシステムや医療機器を新たな市場と位置づけ、技術者の育成など生産能力の強化を図っている[1]。
引用:ウィキペディア
ホシデン
ホシデン株式会社は、大阪府八尾市に拠点を構える企業。コネクタ、ジャック、スイッチ、電磁弁等の製造を手掛ける。過去には液晶表示素子(パッシブ、アクティブ共)の開発・製造・販売も手がけていたが、アクティブタイプについては平成9年に、フィリップスとの合弁会社であるホシデン・フィリップス・ディスプレイ株式会社(後に合弁は解消)に事業譲渡した。
引用:ウィキペディア
鈴木
株式会社鈴木(すずき、Suzuki Co., Ltd.)は、長野県須坂市に本社を置く各種コネクタ用部品、金型、半導体装置の開発・製造・販売を行う企業である。
引用:ウィキペディア
日本航空電子工業
日本航空電子工業株式会社(にほんこうくうでんしこうぎょう、Japan Aviation Electronics Industry, Limited)は、東京都渋谷区と東京都昭島市にそれぞれ本社と工場を置き、コネクタ等の電子機器製品の製造販売を行う他、子会社22社(うち海外子会社13社)、関連会社2社及びその他の関係会社1社で「航空電子グループ」と称する企業集団を構成して事業活動を行っている国内部品メーカーである(NECグループに属している)。
引用:ウィキペディア
リチウムイオン電池
主な企業はこちらの6社。
- ソニー
- TDK
- LG化学(韓)
- サムスンSDI(韓)
- パナソニック
- 日立マクセル
パナソニックは割愛します!
ソニー
ソニー株式会社(英: Sony Corporation)は、日本の大手AV機器メーカーである[3][4]。世界首位のイメージセンサー[5]やゲーム[6]の他、映画・音楽分野にも重点を置く[4]。
日本の大手総合電機メーカー8社(日立製作所、パナソニック、東芝、三菱電機、ソニー、シャープ、NEC、富士通)の一角をなし、2014年3月現在、売上高は8社中2位[7]。
主にテレビ、デジタルイメージング、オーディオ・ビデオ、半導体、コンポーネントの製品を開発、販売する[3]。
2014年3月31日現在で1337社の子会社、115社の関連会社をもち、子会社・関連会社を通じて携帯電話端末、映画、音楽、ゲーム、金融、ネットワークサービス等に関連した事業を行っている[8]。
世界最大のブランドコンサルティング会社であるインターブランドによるグローバルなブランド価値評価ランキング[9]Best Global Brandsの2015年版で58位にランクされている[10]。
引用:ウィキペディア
TDK
TDK株式会社(ティーディーケイ、英: TDK Corporation)は、日本の電気機器製造会社である。
ソフトフェライトの工業化を目的とするベンチャー企業として1935年に設立され、現在ではフェライトを始めとする電子材料・電子部品の他、ビデオテープ、オーディオテープ、フロッピーディスクなど各種記録メディア(磁気、光など)、健康機器(磁気ネックレスなど)を製造販売する大手メーカー。
引用:ウィキペディア
LG化学(韓)
LG化学(エルジーかがく)は韓国の最大手、総合化学メーカーで、LGグループに属する。 化学製品、化学素材、電子製品、電子素材、自動車用品、住宅関連商品などを製造販売する 2013年の通期決算では、売上高が23兆1436億ウォン、純利益は1兆2706億ウォンである。
引用:ウィキペディア
サムスンSDI
サムスンSDI(Samsung SDI)は、韓国の大手電機メーカーで、サムスングループに属する。太陽電池、燃料電池、電気自動車等輸送用バッテリー、電力貯蔵用大容量ストレージなどを製造販売する。
2008年の通期決算では、売上高が5兆3028億ウォン、営業利益は1330億ウォン、純利益は389億ウォンである。2009年現在サムスンSDIは世界最大の有機EL製造企業である。2008年7月の発表によると5年後には売上高1兆円を目指すと発表した。
引用:ウィキペディア
日立マクセル
日立マクセル株式会社(ひたちマクセル、Hitachi Maxell, Ltd.)は電池、磁気テープ、光学部品、理美容、健康、医療などの製造・販売、CD、DVDなどの光ディスクを販売する日立製作所の関連会社である。
記録メディアと電池を中心とした電気機器メーカーで、大阪府を発祥の地とする。微粒子材料をセパレータやフィルムに付着させる技術から、乾電池や磁気テープが生まれたといわれる。音楽用カセットテープが有名だが、もともとフィリップスの音楽テープ規格であるカセットテープを日本初で製品化したことから始まる。電池ではアルカリ乾電池や酸化銀電池を日本初で製品化している。過去には、記憶メディア部門はTDK、乾電池部門はパナソニック エナジー社とのシェア争いが熾烈を極めた時期もあったが、現在の部門別売上高ではそれぞれ後塵を拝している。
引用:ウィキペディア
小型スイッチ
主な企業はこちらの2社。
- アルプス電気
- ミツミ電機
アルプス電気
アルプス電気株式会社(アルプスでんき、ALPS ELECTRIC CO., LTD.)は、日本の電子部品・音響機器を製造販売する大手企業である。
グループ企業にカーナビゲーションなどで有名なアルパインやアルプス物流がある。自作ラジオ愛好家にとっては往年のバリコンメーカーとして有名で、同社製の各種エアバリコンは生産終了から久しくなった今日もなお中古品が高値で売買されるなど根強い人気がある。熱転写プリンター(マイクロドライプリンタ)を製造・販売していた。金色が印刷できるなどの特長で一定の評価を受けていた。
また各種スイッチやエンコーダ、センサ、チューナーや送受信ユニットといった高周波デバイス、光通信デバイス、タッチパネルやキーボードなどの入力デバイス、液晶表示素子、小型プリンタ、各種記憶媒体のスロットや3.5インチFDD、コネクタなど、IT環境に不可欠な電子部品も製造している。ノートパソコンに用いられるグライドポイントやスティックポインタは、いずれもアルプス電気の登録商標である。
引用:ウィキペディア
ミツミ電機
ミツミ電機株式会社(ミツミでんき、MITSUMI ELECTRIC CO., LTD.)は東京都多摩市に本社を置く電機部品メーカー。
電子デバイスの開発製造を古くから手がけており、8ビットパソコン時代から同社のフロッピーディスクドライブは多数のメーカーにOEM供給された。1985年には、それまで8ビットパソコンに搭載するには高価すぎたフロッピーディスクの代替として、クイックディスクを日立マクセルと共同開発して発売した。
1990年代、ソニー、松下寿電子工業と並んでPC/AT互換機用外部記憶装置の御三家の一角を占めていた。[要出典]。
PC各社にキーボードやゲームコントローラをOEM供給していた。
日本の携帯電話端末製造会社、キャリア向けACアダプタのOEM製造を広く手がけていたが、いわゆる「ガラケー」の減少・製造中止の決定とともに、将来においてはこの手の充電器は必要がなくなり、ビジネスは急速に減少した。
2006年度センター試験より導入された、リスニングテスト用のICプレーヤーの基板製造を担当した。
以前は任天堂のニンテンドーDSやWiiの受託アセンブリ業務がミツミ電機の売り上げの大部分を占めていた。これらのゲーム機の販売好調によって、ミツミ電機は業績を伸ばしていた時期があったが、台湾に本社を置くFoxconnがその低価格戦略によって大部分を受注し、同業のホシデンと共に売り上げを急速に落としており、もはや任天堂の関連株として見られなくなりつつある。[1]
現在では細々と電子部品ビジネスを行うが、日系セットメーカーの凋落に足を取られる形で、売り上げは思うように伸びていない。家電事業で売り上げの減少した他の日系部品メーカー同様、自動車、医療関連事業にシフトをすると投資家向けにアナウンスはされているものの、実際は競争力のある商品が殆どない。[2]
売り上げ減少を補う形で行われた数度にわたる希望退職の実施で、社員数は減少の一途を辿っている。
引用:ウィキペディア
バイブレーター
主な企業はこちらの2社。
- 日本電産セイミツ
- 日本電産コパル
日本電産セイミツ
日本電産セイミツ株式会社(にほんでんさん-)は、長野県上田市に本社を構えるマイクロモータ、情報関連機器を中心に扱うメーカーである。中国、インドネシアに工場を持ち、製品の多くを海外で生産する。携帯電話用振動モータでは、世界シェアの約40%を占めるトップメーカーである。旧商号は三洋精密株式会社(さんようせいみつ)。
2010年12月9日、日本電産株式会社と三洋電機株式会社との間で、三洋の保有する三洋精密の全株式(100%)を日本電産が譲り受けることに合意し、株式譲渡契約書を締結したと発表[1]、翌2011年7月1日付で日本電産と同社子会社の日本電産コパルが共同で株式を取得、日本電産セイミツに商号変更した[2]。
引用:ウィキペディア
日本電産コパル
日本電産コパル(にほんでんさんコパル)は、日本電産グループの精密機器メーカーである。カメラ用シャッターで世界首位のシェアを持つ。
戦後、レンズシャッター専門メーカーとして創業。セイコー、シチズン、MSK、NKSなど国内のメーカー、海外のコンパー、プロンターなどと争った。倒産、撤退したメーカーも少なくなかったが、トップシェアを達成し、現在まで維持している。
また、カメラメーカーと協力して、OEM用フォーカルプレーンシャッターのコパルスクエアを商品化。ユニット化を実現するためには容積を減らす必要があり、製造が困難な縦走りの金属幕を採用した。結果として、故障が少なく、長期間に渡って高精度が維持される優れたシャッターとして評価された(基本設計をおこなったのはエフシー製作所の茶谷薫重)。
現在は従来のフィルムカメラ用シャッターだけでなく、デジタルカメラ用シャッターも生産している。また、デジタルカメラの筐体金型、光学部品も設計、生産し、電気メーカーに供給している。
シャッターと平行して、8mm映写機、ミニラボ(小規模DPE)、置時計(いわゆる「パタパタ時計」)、電子部品(トリマ、スイッチ、圧力センサなど)などの製造にも進出。電子部品は営業部門をコパル電子(現在の日本電産コパル電子)として独立させるほど成功したが、他の主な製品からは撤退した。
富士通と資本提携したことにより、一時期は磁気ディスク製品も生産していたが、これも撤退した。
その後、日本電産と資本提携し、経営を建て直した。
引用:ウィキペディア
まとめ
日本でも有名なメーカーから、初めて聞いた名前のメーカーまで、様々な企業が登場したスマホ業界。
これだけ多くのメーカーが、あんなに小さなスマホを作っているんです。
「iPhoneのバイブレーターはどんな企業が作っているだろう?」なんて、興味がある人以外は一生知らない可能性もありますね。非常に面白い内容でした。
今後はスマホの普及も伸び悩むと見られていますが、それに変わる新しい何かも、きっとこれらのメーカーが作ることでしょう。
業界の天気予報はくもり。来年の天気に注目です!