iPhoneの10周年モデルとして発売された愛すべきスマホ、iPhone X。
- ホームボタンを廃止して全画面ディスプレイに
- 指紋認証を廃止してFace IDを採用
など、革新性を求めるAppleらしい仕上がりになっています。
ただ、いつものことではありますが、こういった大きな変化の時には決まって批判的な意見があるもの。
ホームボタンがないとか絶対使いづらいよね。。
Face IDってどうなの?実用的なの?
そこで今回は、
- iPhone Xを使ってみた感想・レビュー
- 主な新機能
- iPhone Xの操作方法
などを詳しくご紹介します!
使ってみるとわかる!直感的で使いやすい!
まず、iPhone Xの使いやすさですが、改悪なんてとんでもない。
かなり使いやすくなっています!
「ホームボタンがないから使いづらい」と思っている方も多いはずですが、まったくそんなことはありません。
後述する新しい操作方法のおかげで、使いやすさを維持するどころか、より直感的に操作できるようになりました。
例えるなら、通常のキーボード入力(トグル入力)からフリック入力に変わったくらい。
冗談抜きで、iPhone Xの操作が快適すぎてそれ以前のiPhoneを使うとストレスを感じるレベルです…笑
主な新機能
少し前に発売されたiPhone8を除くと、iPhone Xが発売される前のモデルはiPhone7。
今回は、そのiPhone7から変わった点を新機能としてピックアップしてみます。(iOSの変更点も含みます)
Face ID
iPhone Xの新機能の1つが、何かと話題のFace ID。
所有者の指紋ではなく「顔」で認証するシステムで、iPhone Xを操作しようと画面を見ると自動的にロック解除されます。
使ってみた感想としては、使い始めの段階では正直「微妙」といったところですね。
基本的にちゃんと顔認証されますが、失敗してパスワードを入力することも多いです。
ただ、これは今後改善される問題でもあります。なぜなら、Face IDは機械学習によって認証精度を高めていくからです。
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アニ文字
Face IDにも使われている最先端のカメラシステム「True Depthカメラ」搭載のiPhone Xだけで利用できるもう1つの新機能が、こちらのアニ文字。
アニ文字とは、自分の表情と声をそっくりそのままアニメーションキャラクターに反映させる機能のことで、よりリアルなコミュニケーションが可能になります。
使い方
このアニ文字は「メッセージ」アプリでやりとりする時に使います。
後は、アニ文字を送りたい相手を選択し、音声と顔の動きを録音して送信。
送信相手は、届いたアニ文字をタッチすることで、音声付きのアニ文字が見れます。
iPhone Xより前のiPhoneを使っている相手にも送信できるのでぜひ試してみてください:)
動画
こちらはYouTubeで人気のアニ文字を使って遊んでいる動画。これはハマりそうですね…!笑
ポートレートモード(カメラ)
モデルが新しくなる度にカメラの精度も向上していますが、iPhone Xでのカメラはこれまで以上に「進化」を実感することができます。
カメラの性能向上に加え、「ポートレートモード」という一眼レフのように写真撮影できる機能が搭載されているからです。
これはiPhone7 Plusだけに搭載されていた機能なので、iPhone Xからの新機能と呼べるでしょう。
(ちなみにiPhone8には搭載されず、iPhone8 Plusにのみ搭載されています)
このポートレートモードの使い方は簡単で、写真撮影の画面で「ポートレート」に切り替えて普通に撮影するだけ。
これだけでテクニック一切なしで一眼レフで撮ったような写真になります。
ちなみに、自撮り(セルフィー)にも対応しています。
True Tone
iPad Proから搭載されたのが、こちらのTrue Tone。
iPhone7にはない機能なので、iPhoneユーザーにとっては新機能と言えます。
これは、今いる環境の光に合わせて画面の色が自動で最適化されるという機能で、地味ながらも役立つ機能と言えます。
自動セットアップ
iOS11の新機能ですが、割と最近搭載された機能なのでご紹介します。
これは、古いiPhoneと新しいiPhoneを近くに置いておくだけで機種変更できる「自動セットアップ」という機能で、面倒な操作不要で簡単にデータを移行できます。
バックアップをしばらく忘れている場合でも、その場でバックアップをしてiPhone Xに復元してくれるので、わざわざバックアップをとる必要もありません。
画面がとにかくカッコいいので、ぜひ体験していただきたいですね。
操作方法
ホームボタンの廃止に伴い操作方法も変更されたので、主要な操作方法をご紹介します。
ホームに移動
画面下から上に少しスワイプ(指をスライド)すると、すぐにホーム画面に移動します。
アプリ(画面)の切り替え
ホームボタンを2回押すことでアプリを切り替えていましたが、iPhone Xでは画面下から上に少しスワイプして一時停止することでアプリを切り替えることができます。
文字にすると非常に操作しづらいような印象を受けますが、実際は、画面下から右上にスワイプしてそのままノンストップでアプリを切り替え…といった感じです。
また、画面下から右か左に向かってスワイプすることで、アプリ選択画面を表示せずに直接アプリを切り替えることもできます。
ホームボタンのダブルタップより早くアプリを切り替えることができるのは間違いありません。
アプリの終了
アプリの切り替え画面でウィンドウを長押しすることでアプリを終了させることができます。
上手く動作しない時などは、アプリを終了して再度立ち上げる(再起動)ことで基本的には解決します。
コントロールセンターの起動
画面右上から下に少しスワイプすることでコントロールセンターが起動します。
これは意外としっかりスワイプできる領域が分かれていて、少し左にずれると通知センターが起動することになるので、しっかりと画面右上から下にスワイプする必要があります。
Siriの起動
サイドボタン(ロックボタン)を長押しすることでSiriが起動します。起動時間は想像以上に短いです。
スクリーンショット
「音量を上げるボタン」と「サイドボタン」の同時押しで、画面の撮影(スクリーンショット)ができます。
電源オフ(緊急SOS)
音量ボタン(どちらでもOK)とサイドボタンの長押しで、電源オフと緊急SOSの画面になります。
ちなみに、そのまま長押しするとカウントダウンと共に警告音が鳴り、カウントダウンが終わると緊急通報用電話番号にかかります。
強制再起動
iPhone Xでは以下の手順で強制再起動をします。
- 音量上げるボタンを短く押す
- 音量下げるボタンを短く押す
- サイドボタンを長押し
簡易アクセス
指が届かない場所も操作できるように画面を下げる「簡易アクセス」は、画面下から、さらに下にスワイプする仕様になりました。
最初はどこから下げればいいかわからないと思いますが、画像の赤いラインくらいから下げると上手くいきます。
また、初期状態ではこの機能はオフになっているので、設定→一般→アクセシビリティ→簡易アクセスと進み有効化してから使ってくださいね。
防水・防塵対応
iPhone7と同じく、iPhone Xも防水・防塵に対応しています。
防水に関しては、正確には「耐水」になりますが、「水に濡れても大丈夫?」という意味では防水と言えます。
実際、誤ってトレイの中に水没させたことがありますが、まったく問題ありませんでした。今でも普通に使えてます。
もちろん、1日中水没させていたり、海中をずっと撮影しているような使い方はNGですのでご注意ください。
AppleCare+は加入するべき?
iPhone購入の段階で、「AppleCare+に加入するかどうか」で悩む方も多いと思いますが、基本的には加入することをおすすめします。
サポートも受けられますし、修理費用も安くなるので、初めてiPhoneユーザーになる方は特に加入した方がいいと思います。
ただ、別記事でまとめてますが、個人的にはもう必要ないと思っています。
水害やホームボタン関係の故障といった不安要素がほぼなくなり、基本的には「画面割れの時の保険」といった側面が強いからです。
その画面割れも、ほとんどの場合、保護フィルムやケースを付けることで対応できるはずなので、特に必要ないかなと。
追記:iPhone Xユーザーは加入すべきです。詳しくは以下の記事をご覧ください。
個人的には「ゴリラガラス」と「シリコンケース」は鉄板アイテムです。
まとめ
気軽に機種変更できない値段になってきた感はありますが、iPhone Xは紛れもなく史上最強のモデルです。
簡潔にまとめるなら、「大画面になったのに操作性が劇的に向上した高スペックiPhone」といったところ。
個人的には、iPhone8よりもiPhone Xを強くおすすめします!