最近、新規で立ち上げたサイトをSSL(https)化したんですが、その時に若干困ったことがありました。
301リダイレクト処理をするために必要な「.htaccess」というファイルが見当たらないんです。カバンの中も机の中も探したけれど見つかりませんでした。
最新のMacでは⌘
+shift
+.
で表示と非表示を切り替えることができます!
.htaccessは隠しファイル(不可視ファイル)
探しても見つからないわけです。なぜならこのファイル、デフォルトでは非表示になっているからです。「隠しファイル」や「不可視ファイル」と呼ばれます。
ということで、このファイルを表示しなければいけないんですが、Windowsと違い、Macでは特別な操作が必要です。
とは言っても、不正な操作や、ちょっと間違えるとMacが使えなくなるような操作ではありません。コピペでいけます。
隠しファイルの表示方法
- 検索アイコンをクリック
- 「ターミナル」と入力
- ヒットしたアプリを起動
ターミナルを起動したら、下記のコードをコピペして、キーボードの「エンターキー」をクリック。これで隠しファイルが表示されます。
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles TRUE ; killall Finder
今回僕がいじりたいファイルである「.htaccess」も正常にFinderに表示されました。
隠しファイルの非表示方法
隠しファイルは常に表示しておくファイルでもないし、誤って削除してもまずいので、用が済んだら非表示にしましょう。
再度ターミナルを起動して、今度は下記のコードをコピペしてキーボードの「エンターキー」をクリックします。
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles FALSE ; killall Finder
コードを見るとわかりますが、「TRUE」で表示。「FALSE」で非表示です。その他の文字列は同じです。
FTPソフト「Cyberduck」で隠しファイルを表示する方法
リダイレクト処理などで「.htaccess」を修正したい場合、サーバーからダウンロードする必要がありますが、こちらも隠しファイルになっているので、デフォルトでは表示されていません。
ただ、Finderと違い、サーバーにある隠しファイルは、FTPソフトの設定を変えることで表示することができました。
例えば、Cyberduckの場合、「表示」→「不可視ファイルを表示」をクリックすると、public_htmlのフォルダの中に「.htaccess」が表示されます。
後は、このファイルをダウンロードして複製。元のファイルはバックアップ用に保管して、複製したファイルをコードエディターなどで修正すればOKです。
(非表示にする時は、「不可視ファイルを表示」をクリック)
まとめ
重要なファイルだからこそ、デフォルトでは非表示になっているので、こういったファイルを扱う時は注意が必要です。
万が一に備えてバックアップをとることもお忘れなく!