しっかりと物件探しをしても、入居後、実際に生活してから気づくことってありますよね。
僕が入居した物件でもいくつか気になるところがあったんですが、特にストレスだったのがブレーカーが頻繁に落ちること。
調べたところ、アンペア数は「20」しかなく、「電子レンジ」と「IHコンロ」を同時に使うだけでアウトなレベルでした。
「さすがにこれでは夏や冬にエアコンも使えない!」と、変更手続きをしたところ、意外と簡単にアンペア数を上げることができたので、今回はその手順や注意点を詳しくご紹介します。
アンペア数の確認方法
自分が住んでいる物件のアンペア数は「ブレーカー」を見ればわかります。
分岐ブレーカーではなく、「主幹ブレーカー」の下に記載されているはずなので、一度確認してみましょう。
アンペアの変更方法
アンペアの変更方法ですが、これは契約している電力会社に連絡すれば数日で変更してくれます。
(電力会社によってはWEBサイトから変更手続きすることも可能です)
アンペアを上げたい時はもちろんのこと、ほとんど電気を使わないからアンペアを下げたいという場合も同様です。
Q.工事をするの?
電力会社の担当者は「工事」と言いますが、壁に穴を開けるような大掛かりな作業はしません。
アンペアの変更は、リミッター(アンペアブレーカー)という電力制限機を交換するだけです。
立ち会いは必要ですが、10分くらいで終わります。
Q.お金はかかるの?
変更にあたってお金はかかりません。無料です。
アンペアは勝手に変更してもいいの?
管理会社や大家さんの事前の許可は必要です。電力会社からも事前に確認するように言われます。
「アンペアを変更してもいいですか?」
このように言えばわかってくれるでしょう。
ちなみに、アンペアの工事は家の中で行うので勝手に変更してもバレませんが、あくまでも借りてる物件ですし、変更しちゃダメと言われる可能性も低いので、ちゃんと伝えてくださいね。
注意点
以下、アンペアを変更する場合の注意点です。
基本料金が変わる
どこの電力会社も同じだと思いますが、アンペアを上げれば基本料金は高くなり、下げれば安くなります。
退去時には元のアンペアに戻す
他の設備と同じく、アンペアに関しても「原状回復」が必要です。
上げた場合はもちろんのこと、下げた場合も元のアンペアに戻さなければいけません。
1年間は変更できない
電力会社によって違うかもしれませんが、九州電力では「アンペアの変更後1年間はアンペアを下げることはできない」そうです。
記憶が正しければ、「アンペアを上げることはできるけど下げることはできない」と言われた気がします。
そういった理由から、夏や冬などのエアコンを使う時期だけ一時的にアンペアを変更する…なんてことはできません。
ただ、退去する場合はすぐに元に戻すことができるようなのでご安心ください。
まとめ
- 電力会社に連絡すれば無料ですぐに変更してくれる
- 変更にあたって管理会社や大家さんの許可は必要
- 退去時には元に戻す
以上が、賃貸物件のアンペアを変更する基本的なルールです。
ブレーカーが落ちないように生活するのはけっこう大変なので、頻繁に落ちるようならすぐに変更することをおすすめします!