死者が出たり、公共交通機関が利用できなくなったり、大型の台風が来ると甚大な被害が出ますが、身近な問題としてよくあるのが「ライフライン」が止まること。水道が止まったり、電気やガスが使えなかったり、日常生活に影響が出ます。
供給元で深刻な問題が発生していれば諦めるしかありませんが、供給先、つまり、自宅で何か問題が発生している場合は解決できる可能性があります。
例えば、漏電が原因で停電した場合。近所の家もすべて停電している場合は電力会社側の問題ですが、自分の家だけ電気が使えないという場合は漏電の可能性が高いです。
この場合、普通にリミッター(メインのスイッチ)を上げるだけだとまたすぐに停電になりますが、漏電してる部分のブレーカーだけ落とし、それ以外のブレーカーを上げれば電気が使えます。
今回はその手順を詳しくお話しするので、スマホ片手に対応してみてください!
漏電部分の判別方法と復旧の手順
漏電した時の対処の流れは以下の通りです。
- 分岐ブレーカーをすべて下げる
- 漏電遮断器(漏電ブレーカー)を下げる(※完全に下がっていない場合があるため)
- 漏電遮断器を上げる
- 分岐ブレーカーを1つずつ(もしくはセットで)上げる
- 上げると停電になってしまう分岐ブレーカー(漏電してるところ)を特定する
- 落ちてしまう分岐ブレーカー以外の分岐ブレーカーを上げる
ブレーカーが落ちるまで時間がかかる場合もあるので、少し待ちましょう!
下の画像だと、
- 左のスイッチ→リミッター
- 真ん中のスイッチ→漏電遮断器(漏電ブレーカー)
- 右側の赤い枠内にあるスイッチ→分岐ブレーカー
となります。
漏電が原因で停電になっている場合は、分岐ブレーカーを落としたままして他の分岐ブレーカーを全部上げれば停電せずに電気が使えるはずです。
時間が経つと漏電から復旧する?
時間が経つと、漏電している部分のブレーカーを上げても下がらずにそのまま使えることもありますが、復旧しない場合は修理が必要です。
修理はお近くの「電気工事店」に頼むのが早いですが、よくわからなければ電力会社に電話してください。
全国の主要電力会社の電話番号がわかるページ、発信用リンクは以下の通りです。
また、安全のために漏電から復旧しても業者を呼んだ方がいいという意見もあるので、何の異常・問題もなく電気が使えている場合でも心配な方は修理を依頼することをおすすめします。
もちろん、工具を使って自分で修理…なんてことはしないでくださいね。感電する危険があります。
まとめ
- 台風
- 記録的な大雨
など、何らかの災害で「停電・漏電」になることもあるので、インフラがマヒしていない時は今回のように対処してみてはいかがでしょうか?
また、電気が使えないとお困りの方もたくさんいると思うので、良かったらぜひ今回の記事をシェアして教えてあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!